構成・文・CDセレクト=芳岡正樹
昨年(2024年10月~2025年11月)の「レコ芸フォト・アーカイブ」に続くアーカイブ企画、「『レコード芸術』新譜月評クロニクル」の第3回は、1975年-後篇として9月号~12月号をひもときます。当連載では『レコ芸』の中核記事「新譜月評」を、現「レコ芸ONLINE」月評レギュラー筆者でもある芳岡正樹氏に、1975年1月号から順に “再読/抜粋” いただきレコード界を振り返っています。後に「名盤」と呼ばれるようになるレコードが初出時どのように評されたか?興味は尽きません。




歳末の一大オペラ商戦
例年11~12月はレコード会社にとってボーナス商戦にあたるとともに、レコード制作者にとってはレコード・アカデミー賞の受賞に狙いを定める時期にあたり、組枚数が多くなるオペラや全集物の発売が集中していた。1975年12月号ではオペラに一挙7点の力作が揃い、うち4点が推薦盤となり、次の3点がレコード・アカデミー賞の候補となった。
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