ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
Wolfgang Amadeus Mozart
(1756-91)
オーストリアの作曲家で、古典派音楽の代表人物。また驚異的な早熟さで知られた「神童」であり、ピアノ曲からオペラまで、あらゆるジャンルで傑作を残した。代表作には交響曲群、《魔笛》《フィガロの結婚》《レクイエム》などがある。流麗な旋律、美しい和声、均整の取れた形式感が特徴で、その音楽は自然で優美な魅力にあふれている。その短すぎた生涯にもかかわらず、音楽史に計り知れない影響を与えている。(編集部)
代表曲
交響曲第41番《ジュピター》
1788年作曲の交響曲。最後の交響曲として完成した最高傑作である。壮大な終楽章と精巧な対位法が聴きどころ。
《フィガロの結婚》
1786年初演のオペラ。ボーマルシェの戯曲をもとにした喜歌劇である。巧みな人物描写と美しいアンサンブルが魅力。
《レクイエム》
1791年作曲の宗教音楽。絶筆となり弟子ジュスマイヤーが補筆完成した。荘厳な響きと深い祈りに満ちた名作である。
必聴名盤

モーツァルト/後期6大交響曲
ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団
〈録音:1959年1月~ 60年2月〉[ソニー・クラシカル]
[詳細はこちら]※「不滅の名盤」のページ
かつてモーツァルト演奏とは「たとえフォルテでも常に優美に」と言われるような時代が続いた。格調高く品のある音楽。しかし、ワルターとコロンビア響によるモーツァルトを聴くと、なんだか「じゃきじゃき」という擬音語が浮かぶ……
———布施砂丘彦(コントラバス奏者・音楽批評)

