
特別企画シリーズ「ブラームス 4つの交響曲」のアーカイブ第6回配信は、交響曲第4番の必聴名盤20! とくにお聴きいただきたい5つと、あわせて聴きのがせない15の名盤をご紹介します。
♪「【作品解説】ブラームス:交響曲第4番」はこちら
※旧『レコード芸術』2019年3月号からの再掲です
選・コメント=佐伯茂樹(音楽評論)
圧巻のエネルギー
フルトヴェングラー=ベルリンpo

ブラームス:交響曲第4番
〔+交響曲全集,協奏曲,ドイツ・レクイエム〕
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリンpo
〈録音:1948 年10月24 日(L)〉
[Warner ClassicsⓂ 9029563383(6枚組,海外盤)]
フルトヴェングラーが1948 年10 月24日にベルリン・フィルを指揮したライヴ録音。フルトヴェングラーの第4 番には、ベルリン・フィルを指揮した音源が4 種類とウィーン・フィルを指揮した音源があり(すべてライヴ収録)、どれもこの指揮者ならではの独自の解釈を聴くことが可能であるが、あえて1 枚を選ぶならば、ベルリンのティタニア・パラストで行なわれた定期演奏会の記録であるこのディスクがいいだろう。メトロノームに従ったようなイン・テンポの演奏とは対極にある演奏で、揺れ動くテンポの塩梅は、二度と再現できない一度限りの芸術と言ってよいものだ。終楽章のコーダから終結に向かって加速して疾走するエネルギーは圧巻である。
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