【連載】女性作曲家に魅せられて 第7回

オギュスタ・オルメスに魅せられて 生涯・作品編/小林緑

女性作曲家に魅せられて連載
この記事は約16分で読めます。
holmes_augusta(1880-1887年頃)
オギュスタ・オルメス(1880~87年頃)

注目すべき女性作曲家を紹介するリレー連載。第7回にはオギュスタ(オーギュスタ)・オルメス(1847~1903)が登場します。

19世紀のフランスに活躍したワグネリアン作曲家であり、1889年パリ万博で大作《勝利の頌歌》を発表したことが特筆されるオルメス。サン=サーンスやドビュッシーに高く評価されながらも忘れられたその輝きへ、音楽学者・小林緑氏による「生涯・作品編」、そして音楽評論家・谷戸基岩氏による「録音編」の視点から迫ります。

本稿は「生涯・作品編」。「女のからだに男のこころをもつ人間」と自己分析したオルメスの生涯や音楽観は、一体どのようなものだったのでしょうか?

※「生涯・作品篇」は有料会員限定コンテンツです。「録音篇」はどなたでもお読みいただけます

19世紀フランス・ロマン主義の真只中にめくるめく異彩を放ったオギュスタ・オルメス Augusta Holmès (1847~1903)。その活躍のあらましは『女性作曲家列伝』(1999)にしっかりまとめたつもりだった。ところが1999年から一年間、在外研究者としてフランス滞在中に新しい情報を多く得たことから、書き直しの必要を感じ、国立音楽大学研究紀要第35号(2001発行)に報告書を提出。本稿はそれに若干の追加補筆したものである。当初タイトルを『オルメス再考』としたが、なにぶんいまだにオルメスという名前はこの国では全く語られぬままだ。そこで、まずは生涯の歩みを略記することから始めたい。

(1)オギュスタ・オルメスはどのように生きたのか

このコンテンツの続きは、有料会員限定です。
※メルマガ登録のみの方も、ご閲覧には有料会員登録が必要です。

【有料会員登録して続きを読む】こちらよりお申込みください。
【ログインして続きを読む】下記よりログインをお願いいたします。

0
タイトルとURLをコピーしました