2026年秋(9月〜11月)の来日オーケストラが熱い!
編集部の注目団体&関連ディスクガイド

特別企画
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SICC40006

今年(2026年)秋、海外のさまざまなオーケストラが来日します!
そのなかから、「レコード芸術ONLINE」編集部が注目する12の団体(楽団)をピックアップ。関連ディスク(CD)とともにご紹介します。

※それぞれ編集部調べ

Text=編集部 (H.H.)

————–ここまで無料公開————–

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 
Royal Philharmonic Orchestra

楽団紹介

1946年、名指揮者サー・トーマス・ビーチャムによって創設された英国の名門オーケストラ。本拠地はロンドン。現在はヴァシリー・ペトレンコが首席指揮者を務め、英国の伝統を受け継ぎながら国際的な活動を展開している。
 ビーチャムが理想とした優雅で柔軟な響きを基盤に発展し、ロンドンを代表するオーケストラの一つとして成長してきた。クラシックの主要レパートリーはもちろん、英国音楽、映画音楽、教育活動にも積極的に取り組み、幅広い聴衆に親しまれている。近年はペトレンコのもと、精緻なアンサンブルと豊かな表現力を兼ね備えた演奏で評価を高めている。
 2026年の来日公演では、ペトレンコの指揮による現在のロイヤル・フィルの姿が披露される。ロシア音楽からドイツ・ロマン派まで幅広い作品を得意とするペトレンコと、英国楽団ならではの柔軟な音色との組み合わせは、伝統と新時代が融合した演奏として注目される。

公演情報

主な出演者:

ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)辻井伸行(p)

主な曲目(公演により異なります):

ショパン:ピアノ協奏曲第1番,ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番,交響曲第2番

日程:

2026年9月6日(日) アクロス福岡(福岡)
2026年9月7日(月) サントリーホール(東京)
2026年9月9日(水) サントリーホール(東京)
2026年9月10日(木) 愛知県芸術劇場(愛知)
2026年9月11日(金) TACHIKAWA STAGE GARDEN(東京)
2026年9月12日(土) 新潟市民芸術文化会館(新潟)
2026年9月13日(日) フェスティバルホール(大阪)

関連音源

1 ラフマニノフ:鐘,エルガー:ファルスタッフ

ヴァシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団,フィルハーモニア合唱団,他
〈録音:2024年4月,6月(L)〉
[Harmonia Mundi(D)HMM902788(海外盤)]CD

♪新譜月評はこちら(評者:國土潤一さん)

2 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番,カプースチン:8つの演奏会用エチュード
辻井伸行(p)ヴァシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
〈録音:2018年2月~3月,19年9月(一部L)〉
[エイベックス・クラシックス(D)AVCL84140]CD

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ロンドン交響楽団 
London Symphony Orchestra

楽団紹介

1904年、ロンドンで創設された英国を代表するオーケストラ。本拠地はバービカン・センター。現在はアントニオ・パッパーノが首席指揮者を務め、長い伝統を受け継ぎながら新たな時代へ歩みを進めている。
 創設当初から団員による自主的な運営を理念とし、高い自由度と柔軟性を持つ楽団として発展してきた。アンドレ・プレヴィン、クラウディオ・アバド、サイモン・ラトルら名指揮者との協働によって国際的名声を確立し、精密なアンサンブルと幅広いレパートリーで高い評価を得ている。また、現代音楽や映画音楽の録音にも積極的で、英国文化を代表する存在となっている。
 2026年の来日公演では、首席指揮者パッパーノとの新時代を迎えたロンドン響に注目が集まる。オペラで培った劇的な構築力と、同楽団の高度な技術力が融合し、伝統ある英国オーケストラの現在を示す公演となる。

公演情報

主な出演者(公演により異なります):

アントニオ・パッパーノ(指揮)HIMARI(vn)東京混声合唱団

主な曲目(公演により異なります):

マーラー:交響曲第2番《復活》,モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番、ブルックナー:交響曲第9番,プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番,ショスタコーヴィチ:交響曲第5番

日程:

2026年9月26日(土) 京都コンサートホール(京都)
2026年9月27日(日) NHKホール (東京)
2026年9月28日(月) サントリーホール(東京)
2026年9月29日(火) サントリーホール(東京)
2026年9月30日(水) フェニーチェ堺 (大阪)

関連音源

3 コープランド:交響曲第3番,ウォーカー:シンフォニア第5番

サー・アントニオ・パッパーノ指揮ロンドン交響楽団
〈録音:2025年2月,9月(L)〉
[LSO Live(D)LSO0916(海外盤)]SACDハイブリッド

4 Debut
〔ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番,ヴィエニャフスキ:「ファウスト」の主題による華麗なる幻想曲,他〕HIMARI(vn)チェルシー・ワン(p)セバスティア

ン・ヴァイグレ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
〈録音:2025年3月,26年1月(一部L)〉
[デッカ(D)UCCD40030]CD ※初回限定盤
※2026年9月25日発売予定

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ロイヤル・バンコク交響楽団 
Royal Bangkok Symphony Orchestra

楽団紹介

1982年、タイ王国の首都バンコクで設立された、タイを代表するプロフェッショナル・オーケストラ。本拠地はバンコク。創設以来、タイ王室との深い関係を持ち、西洋クラシック音楽の普及と演奏文化の発展に重要な役割を果たしてきた。
 タイでは王宮を中心に19世紀後半から西洋音楽が導入され、20世紀以降、教育や軍楽を通じてクラシック文化が育まれた。ロイヤル・バンコク交響楽団はその流れを受け継ぐ存在であり、欧州の伝統を学びながら、タイ独自の文化環境のなかで発展してきた。近年では海外の指揮者やソリストとの共演を通じ、東南アジアを代表するオーケストラとして国際的な存在感を高めている。
 2026年の来日公演では、アルメニア出身の指揮者セルゲイ・スムバティアンを迎え、さらにピアノ独奏にはドミトリー・マスレエフが登場する。国際的な音楽家との共演を通じて成長を続ける、アジア発のオーケストラの現在を示す公演となる。

公演情報

主な出演者(公演により異なります):

セルゲイ・スムバティアン,広上淳一(指揮)ドミトリー・マスレエフ(p)オーケストラ・アンサンブル金沢(合同演奏)

主な曲目(公演により異なります):

ナロングリット・ダーマブトラ:シャムの音景,ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番,ドヴォルジャーク:交響曲第8番,池辺晋一郎:交響詩「豊穣の道」,モーツァルト:交響曲 第35番 「ハフナー」K.385, J.ウィリアムズ:「スター・ウォーズ」組曲(全曲)

日程:

2026年10月5日(月) すみだトリフォニーホール(東京)
2026年10月7日(水) 輪島市立輪島中学校(石川)
2026年10月8日(木) 石川県立音楽堂(石川)
2026年10月9日(金) 石川県立音楽堂(石川)

以上の詳細はこちら(日本オーケストラ連盟のページ)

関連音源

5 ショール:大包囲戦の心像,ヴェルディアーナ

セルゲイ・スムバティアン指揮ロンドン交響楽団
〈録音:2019年4月,6月〉
[Naxos(D)8579061(海外盤)]CD

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6 池辺晋一郎:交響曲第11番《影を深くする忘却》
〔+ピアノ協奏曲Ⅰ,相聞 I~III,オペラ《死神》~死神のアリア,同《高野聖》~夫婦滝,白桃の花〕

広上淳一指揮オーケストラ・アンサンブル金沢,他多数
〈録音:2023年9月,他(L)〉
[カメラータ(D)CMCD99089(2枚組)]CD

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♪新譜月評はこちら(評者:白石美雪さん)

ヴェルビエ祝祭室内管弦楽団 
Verbier Festival Chamber Orchestra

楽団紹介

2000年、スイスのヴェルビエ音楽祭から誕生した室内オーケストラ。特定の都市を拠点とする常設楽団ではなく、世界各地から選ばれた若手奏者と経験豊かな音楽家が集う国際的なアンサンブルとして活動している。現在はガボール・タカーチ=ナジが音楽監督を務める。
 ヴェルビエ音楽祭は、世界的ソリストや若い才能が交流する場として発展してきた。その理念を受け継ぐ同楽団は、固定された伝統よりも、奏者同士の密接な対話と柔軟な音楽作りを特徴としている。モーツァルトやハイドンなど古典派作品では透明感ある響きを、ロマン派以降の作品では室内楽的な緻密さと情熱的な表現を発揮する。
 2026年の来日公演では、タカーチ=ナジのもと、ソリストの藤田真央を筆頭に、国際色豊かな奏者たちが生み出す新鮮なアンサンブルが魅力となる。歴史ある常設オーケストラとは異なる、「音楽祭から生まれる一期一会の響き」を体験できる公演として注目される。

公演情報

主な出演者:

ガボール・タカーチ=ナジ(指揮)藤田真央(p)

主な曲目(公演により異なります):

ベートーヴェン:交響曲第1番,同第2番,ピアノ協奏曲第1番、同第2番

日程:

2026年10月12日(月) フェニーチェ堺(大阪)
2026年10月13日(火) アクロス福岡・福岡シンフォニーホール(福岡)
2026年10月14日(水) サントリーホール(東京)
2026年10月16日(金) 栃木県総合文化センター(栃木)
2026年10月17日(土) レクザムホール(香川)

関連音源

7 ベートーヴェン/交響曲全集

ガボール・タカーチ=ナジ指揮ヴェルビエ音楽祭室内管弦楽団,ミュンヘン・バッハ合唱団,他
〈録音:2009年8月~22年12月(L)〉
[DG(D)4864117(5枚組,海外盤)]CD

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8 72 Preludes
〔ショパン:24の前奏曲,スクリャービン:24の前奏曲,矢代秋雄:24の前奏曲〕

藤田真央(p)
〈録音:2024年12月〉
[ソニー・クラシカル(D)SICC30894(2枚組)]

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♪新譜月評はこちら(評者:那須田務さん)

ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 
Helsinki Philharmonic Orchestra

楽団紹介

1882年、作曲家・指揮者ロベルト・カヤヌスによって創設された、北欧を代表する歴史あるオーケストラ。本拠地はヘルシンキ。現在は首席指揮者ユッカ=ペッカ・サラステのもと、フィンランド音楽の伝統を受け継ぎながら活動している。
 創設者カヤヌスはジャン・シベリウスと深い関係を築き、シベリウス作品の普及に大きな役割を果たした。その歴史から、ヘルシンキ・フィルは「シベリウスのオーケストラ」とも呼ばれ、フィンランドの音楽的アイデンティティを象徴する存在となっている。パーヴォ・ベルグルンドやレイフ・セーゲルスタムら歴代指揮者によって、透明感のある響きと緻密なアンサンブルを磨いてきた。
 2026年の来日公演では、フィンランド出身の名指揮者サラステが楽団を率いる。シベリウス作品への深い理解を持つ両者の組み合わせは、140年以上にわたり培われてきた「フィンランドの音」を体験する貴重な機会となる。北欧特有の清澄な響きと、サラステによる緻密な音楽作りに注目したい。

公演情報

主な出演者(公演により異なります):

ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)角野隼斗(p)東亮汰(vn)

主な曲目(公演により異なります):

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番,シベリウス:ヴァイオリン協奏曲,組曲《ペレアスとメリザンド》,交響曲第5番

日程:

2026年10月9日(金) 高崎芸術劇場(群馬)
2026年10月10日(土) ザ・シンフォニーホール(大阪)
2026年10月12日(月) 川口リリア(埼玉)
2026年10月13日(火) サントリーホール(東京)
2026年10月14日(火) 東京オペラシティ(東京)
2026年10月16日(金) アクトシティ浜松(静岡)
2026年10月17日(土) サントミューゼ(長野)
2026年10月18日(日) 横浜みなとみらいホール(神奈川)

関連音源

9 シベリウス/交響曲全集

ユッカ=ペッカ・サラステ指揮ヘルシンキpo
〈録音:2024年11月~26年1月(一部L)〉
[オンディーヌ(D)NYCX10600(3枚組)]CD

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10 CHOPIN ORBIT
〔ショパン:練習曲《エオリアン・ハープ》《黒鍵》《雨だれ》,角野隼斗:リディアン・ハープ,白鍵,ポストリュード《雨だれ》,アデス:マズルカ,他〕

角野隼斗(p)
〈録音:2025年7月,10月〉
[ソニー・クラシカル(D)SICC30936]CD

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♪新譜月評はこちら(評者:飯田有抄さん、那須田務さん)

サンクト・ペテルブルク フィルハーモニー交響楽団 
Saint Petersburg Philharmonic Orchestra

楽団紹介

1882年、ロシア帝国時代の首都サンクト・ペテルブルクで創設された、ロシア最古級のオーケストラ。帝室管弦楽団を母体として発展し、現在はサンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー大ホールを拠点に活動している。首席指揮者はニコライ・アレクセーエフ。
 ロシア音楽の歴史と深く結びつき、チャイコフスキー、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチらの作品を世界に広めてきた。特に1938年から約50年間同楽団を率いたエフゲニー・ムラヴィンスキーの時代には、厳格で精神性の高い演奏によって世界的評価を確立。現在も、重厚な響きと緊張感に満ちたアンサンブルという伝統を受け継いでいる。
 2026年の来日公演では、長年にわたり同楽団を率いてきたアレクセーエフの指揮に注目が集まる。ロシア作品への深い理解と、楽団固有の響きを知り尽くした指揮によって、帝政期から現代まで続くロシア音楽の伝統を体感できる公演となる。

公演情報

主な出演者:

ニコライ・アレクセーエフ(指揮)

主な曲目(公演により異なります):

ストラヴィンスキー:春の祭典,ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番,チャイコフスキー:交響曲第5番,ショスタコーヴィチ:交響曲第5番

日程:

2026年10月17日(土) 小田原三の丸ホール(神奈川)
2026年10月18日(日) 所沢市民文化センター ミューズ(埼玉)
2026年10月20日(火) 東京芸術劇場(東京)
2026年10月21日(水) 東京芸術劇場(東京)

関連音源

11 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番,室内交響曲

ニコライ・アレクセーエフ指揮アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
〈録音:2010年12月〉
[エクストン(D)EXCL00062]CD

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12 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番

エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
〈録音:1973年5月(L)〉
[アルトゥス(S)ALT002]CD ※現在取扱なし
[アルトゥス(S)ALTSA0012(2枚組)]SACDシングルレイヤー ※「ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル 来日公演’73」

ベルギー国立管弦楽団 
Belgian National Orchestra

楽団紹介

1936年、ベルギー国立放送管弦楽団を母体として創設された、ベルギーを代表するオーケストラ。本拠地はブリュッセル。現在は音楽監督アンドレイ・ボレイコのもと活動し、2026年の来日公演ではミッコ・フランクが指揮を務める。
 欧州連合(EU)の主要機関が集まる国際都市ブリュッセルを拠点とする同楽団は、多言語・多文化国家であるベルギーの国際性を象徴する存在である。レパートリーはベートーヴェン、ブラームス、マーラーなどのドイツ・オーストリア音楽からフランス音楽、現代作品まで幅広く、ベルギー出身作曲家の紹介にも積極的に取り組んでいる。
 2026年の公演では、フィンランド出身の名指揮者ミッコ・フランクとの共演が大きな魅力となる。フランス国立管弦楽団などで高い評価を得てきたフランクは、繊細な色彩感と透明度の高い響きを特徴とする指揮者。ベルギー国立管の持つ国際的な柔軟性と融合し、洗練されたヨーロッパの音楽性を示す公演となる。

公演情報

主な出演者:

ミッコ・フランク(指揮)亀井聖矢(p)

主な曲目(公演により異なります):

ブラームス:ピアノ協奏曲第2番,ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》,チャイコフスキー:交響曲第5番

日程:

2026年10月28日(水):iichiko総合文化センター(大分)
2026年10月30日(金):愛知県芸術劇場(愛知)
2026年11月1日(日):倉敷市民文化会館(岡山)
2026年11月2日(月):すみだトリフォニーホール(東京)
2026年11月3日(火・祝):三重県文化会館(三重)
2026年11月4日(水):サントリーホール(東京)

関連音源

13 ベルリオーズ:幻想交響曲
〔+ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲,プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番,クライスラー:スケルツォ・カプリース〕

ミッコ・フランク指揮ベルギー国立管弦楽団,リーラ・ジョゼフォヴィッツ(vn)
〈収録:2003年2月(L)〉
[エクストン(D)OVBC00018]DVD

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14 VIRTUOZO
〔リスト:パガニーニによる大練習曲第3番〈ラ・カンパネッラ〉,超絶技巧練習曲第4番〈マゼッパ〉,「ノルマ」の回想,ラヴェル:夜のガスパール,バラキレフ:イスラメイ(東洋風幻想曲)〕

亀井聖矢(p)
〈録音:2022年9月〉
[イープラス・ミュージック(D)em0026]CD

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ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
Vienna Philharmonic Orchestra

楽団紹介

1842年、ウィーン宮廷歌劇場(現在のウィーン国立歌劇場)の管弦楽団員によって創設された、世界屈指の名門オーケストラ。本拠地はウィーン。特定の音楽監督を置かず、団員による自主運営を続ける独自の伝統を持つ。
 ブラームス、ブルックナー、マーラー、リヒャルト・シュトラウスらウィーンゆかりの作曲家たちと深い関係を築き、歴代の巨匠指揮者との協働によって世界的な地位を確立してきた。ウィンナ・ホルンやウィンナ・オーボエなど独自の楽器と、長年培われた演奏習慣による柔らかく豊かな響きは、他のオーケストラにはない個性である。
 2026年の来日公演では、リッカルド・ムーティとの共演が大きな注目点となる。ムーティは1970年代以来ウィーン・フィルと深い関係を築き、ザルツブルク音楽祭やニューイヤー・コンサートでも名演を残してきた。イタリア的な歌心と古典作品への厳格な造形感覚を持つムーティと、ウィーン・フィル独自の響きが融合する、伝統と芸術的対話に満ちた公演となる。

公演情報

主な出演者:

リッカルド・ムーティ(指揮)

主な曲目(公演により異なります):

ブラームス:交響曲第2番,モーツァルト:交響曲第40番 K.550,チャイコフスキー:交響曲第4番,ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)

日程:

2026年10月31日(土) サントリーホール(東京)
2026年11月1日(日) サントリーホール(東京)
2026年11月3日(火) 高崎芸術劇場(群馬)
2026年11月4日(水) 愛知県芸術劇場(愛知)
2026年11月5日(木) フェスティバルホール(大阪)
2026年11月7日(土) サントリーホール(東京)
2026年11月8日(日) サントリーホール(東京)
2026年11月9日(月) サントリーホール(東京)
2026年11月12日(木) サントリーホール(東京)

関連音源

15 ニューイヤー・コンサート2025
〔ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ《美しく青きドナウ》,コンスタンツェ・ガイガー:フェルディナンドゥス・ワルツ(デルナー編曲版),他〕

リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
〈録音:2025年1月(L)〉
[ソニー・クラシカル(D)SICC2361(2枚組)]CD

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♪新譜月評はこちら(評者:広瀬大介さん)

16 ウィーン・フィル創立150周年記念コンサート
〔シューベルト:交響曲第8番《未完成》D759,マーラー:リュッケルトによる5つの詩,ベートーヴェン:序曲《コリオラン》,メンデルスゾーン:交響曲第4番《イタリア》,ラヴェル:ボレロ〕

リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)
〈録音:1992年3月(L)〉
[ソニー・クラシカル(D)SICC30587(2枚組)]CD

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ベルリン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ベルリン) 
Staatskapelle Berlin

楽団紹介

1570年、ブランデンブルク選帝侯の宮廷楽団として創設された、世界でも最古級の歴史を持つオーケストラ。本拠地はベルリン国立歌劇場(Staatsoper Unter den Linden)。現在はクリスティアン・ティーレマンが芸術監督を務め、450年以上にわたる伝統を受け継いでいる。
 宮廷楽団から発展し、18世紀以降はプロイセン王国の音楽文化を支える存在となった。19世紀以降はベルリン国立歌劇場の専属オーケストラとして活動し、リヒャルト・シュトラウスとの深い関係を築いた。《ばらの騎士》《サロメ》《エレクトラ》などの演奏を通じて培われた、歌劇場ならではの柔軟な呼吸感と豊かな音色は、この楽団最大の特徴である。
 2026年の来日公演では、ドイツ音楽の伝統を色濃く受け継ぐシュターツカペレ・ベルリンの響きを体験できる。ベルリン・フィルとは異なる、歌劇場オーケストラとしての歴史と、長年にわたり磨かれてきた重厚で歌心あふれる音楽性が大きな魅力となる。

公演情報

主な出演者(公演により異なります):

クリスティアン・ティーレマン(指揮)カミラ・ニールンド(S)ルドルフ・ブッフビンダー(p)

主な曲目(公演により異なります):

ブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》(使用版未発表),R.シュトラウス:《アルプス交響曲》,四つの最後の歌,モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 K. 467

日程:

2026年11月15日(日) ミューザ川崎(神奈川)
2026年11月17日(火) サントリーホール(東京)
2026年11月18日(水) サントリーホール(東京)
2026年11月19日(木) 東京オペラシティ(東京)

関連音源

17 ワーグナー:楽劇四部作《ニーベルングの指環》

クリスティアン・ティーレマン指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団,ディミトリ・チェルニャコフ(演出)他
〈収録:2022年10月(L:ベルリン国立歌劇場)〉
[C Major(D)812004(4枚組,海外盤)]Blu-ray

18 ブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》(1880年第2稿・ハース校訂版)

クリスティアン・ティーレマン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
〈録音:2020年8月(L)〉
[ソニー・クラシカル(D)SICC30589]CD

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マーラー室内管弦楽団 
Mahler Chamber Orchestra

楽団紹介

1997年、指揮者クラウディオ・アバドの理念のもと、若い音楽家たちによって創設された国際的な室内オーケストラ。本拠地を特定の都市に置かず、世界各地から集まった奏者によって活動する「ノマド型」の音楽共同体として発展してきた。
 アバドが目指したのは、国籍や既存の組織の枠を越え、音楽家同士が主体的に対話しながら音楽を作る新しいオーケストラの形であった。その理念は現在も受け継がれ、ダニエル・ハーディングら多くの指揮者や芸術家との協働を通じて、21世紀を代表する室内オーケストラの一つとなっている。
 透明感のある響き、室内楽的な反応力、奏者一人ひとりの主体性を生かした演奏が特徴で、古典派から現代作品まで幅広いレパートリーで高い評価を得ている。
 2026年の来日公演では、世界的ピアニスト、ユジャ・ワンとの共演が注目される。ワンはピアノ独奏に加えて弾き振りを行い、卓越した技巧と自由な音楽性によって、マーラー室内管との緊密な対話を生み出す。ソリストとオーケストラが一体となる、現代的な協奏曲体験が期待される。

公演情報

主な出演者:

ユジャ・ワン(p・指揮)

主な曲目(公演により異なります):

ブラームス:ピアノ協奏曲第1番,同第2番,カプースチン:ピアノ協奏曲第4番

日程:

2026年11月18日(水) 東京オペラシティ(東京)
2026年11月19日(木) 横浜みなとみらいホール(神奈川)

関連音源

19 ウィーン・リサイタル
〔ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番《狩り》,スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番,カプースチン:ジャズ・スタイルによる24の前奏曲~第10番,第11番,マルケス:ダンソン第2番(ゴメス=タグレ編),他〕

ユジャ・ワン(p)
〈録音:2022年4月(L)〉
[グラモフォン(D)UCCG45093]CD

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20 ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲,ピアノ協奏曲第2番
ユジャ・ワン(p)クラウディオ・アバド指揮マーラー室内管弦楽団
〈録音:2010年4月〉
[グラモフォン(D)UCCG1527]CD

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ユートピア管弦楽団 
Utopia Orchestra

楽団紹介

2022年、指揮者テオドール・クルレンツィスによって設立された国際的オーケストラ。クルレンツィスがロシアで率いたムジカエテルナ(musicAeterna)で培った理念をさらに発展させる、新たな音楽共同体として誕生した。
 ユートピア管の特徴は、既存のオーケストラ制度とは異なる、徹底した芸術的探究にある。世界各地から集まった演奏家たちは、長時間のリハーサルと密接な共同作業を通じて、一つの作品を深く掘り下げていく。単なる演奏集団ではなく、指揮者と奏者が理念を共有する創造的な場として活動している。
 クルレンツィスは、古典作品に対しても大胆で鮮烈な解釈を提示してきた指揮者であり、極度の集中力、鋭いリズム感、劇場的な表現力によって世界的な注目を集めてきた。ユートピア管では、その音楽理念をさらに追求している。  2026年の来日公演では、クルレンツィス自身が率いる新しいオーケストラ像を体験できる貴重な機会となる。伝統ある名門楽団とは異なる、21世紀における音楽共同体の可能性を示す公演として注目される。

公演情報

主な出演者:
テオドール・クルレンツィス(指揮)ダニエル・ロザコヴィチ(vn)

主な曲目:
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番,ストラヴィンスキー:春の祭典

日程:

2026年11月20日(金) 兵庫県立芸術文化センター(兵庫)
2026年11月21日(土) キッセイ文化ホール(長野)
2026年11月23日(日) サントリーホール(東京)

関連音源

21 ストラヴィンスキー:春の祭典

テオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナ
〈録音:2013年10月〉
[ソニー・クラシカル(D)SICC40006]CD
※2026年11月18日にSACDとLPも発売予定

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22 ロスト・トゥ・ザ・ワールド
〔ラフマニノフ:ヴォカリーズ,ドビュッシー:レントより遅く,フォーレ:夢のあとに,他〕

ダニエル・ロザコヴィチ(vn)エレーヌ・メルシエ(p)
〈録音:2025年6月〉
[ワーナー・クラシックス(D)WPCS13886]SACDハイブリッド

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♪新譜月評はこちら(評者:草野次郎さん、芳岡正樹さん)

バイエルン放送交響楽団 
Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks

楽団紹介

1949年、ドイツ・ミュンヘンに設立されたバイエルン放送局のオーケストラとして誕生した。現在ではベルリン・フィルやドレスデン・シュターツカペレと並ぶ、ドイツを代表する交響楽団の一つ。本拠地はミュンヘン。現在の首席指揮者はサー・サイモン・ラトル。
 戦後ドイツの放送文化の発展とともに成長し、ラファエル・クーベリック、コリン・デイヴィス、マリス・ヤンソンスら歴代の名指揮者との協働によって国際的評価を確立した。特にブルックナー、マーラー、ブラームスなど大規模な交響作品における、深みのある響きと緻密なアンサンブルは高く評価されている。
 放送局を母体とする楽団らしく、伝統的なドイツ音楽だけでなく現代作品にも積極的に取り組み、幅広い表現力を備えている。
 2026年の来日公演では、ラトル体制のもとで新たな発展期を迎えるバイエルン放送交響楽団の現在を紹介する。知的で精緻な音楽作りと、ドイツ交響楽の伝統に根ざした豊かな響きが融合した演奏が期待される。

公演情報

主な出演者(公演により異なります):サイモン・ラトル(指揮)クリスチャン・ツィメルマン(p)イザベル・ファウスト(vn)

主な曲目(公演により異なります):
マーラー:交響曲第2番《復活》,ストラヴィンスキー:春の祭典,ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番,ベルク:ヴァイオリン協奏曲,武満徹:鳥は星形の庭に降りる

日程:

2026年11月21日(土) 兵庫県立芸術文化センター(兵庫)
2026年11月22日(日) ミューザ川崎シンフォニーホール(神奈川)
2026年11月24日(火) 東京芸術劇場(東京)
2026年11月25日(水) サントリーホール(東京)
2026年11月26日(木) サントリーホール(東京)
2026年11月27日(金) サントリーホール(東京)

関連音源

23 マーラー: 交響曲第2番《復活》

サイモン・ラトル指揮バイエルン放送交響楽団ルイーズ・オルダー(S)ベス・テイラー(Ms)バイエルン放送合唱団
〈録音:2026年3月(L)〉
[BR Klassik(D)NYCX10618]CD
※2026年10月2日発売予定

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24 ブリテン:ヴァイオリン協奏曲,室内楽作品集
イザベル・ファウスト(vn)ヤクブ・フルシャ指揮バイエルン放送交響楽団,他
〈録音:2021年10月,22年4月(一部L)〉
[Harmonia Mundi(D)HMM902668(海外盤)]CD

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