芸術の秋、マーラーの秋

「指揮者マーラー」の解釈を聴く
マーラー版を味わうディスク5選

特別企画芸術の秋、マーラーの秋
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秋にじっくり聴きたい作曲家と言えば、もちろんマーラー! 「レコード芸術ONLINE」創刊1周年記念特別企画「芸術の秋、マーラーの秋」では、マーラーに関するさまざまなテーマについて、ディスクとともに紹介していきます。
ここでは、マーラーが指揮する際に改訂を施したベートーヴェンやシューマンの交響曲などの、いわゆる「マーラー版」について、音楽ライターの北村洋介さんが紐解きます。

文:北村 洋介(音楽ライター)

「マーラー版」は「指揮者マーラー」を知る手がかり

マーラーについて語る場合、どうしても作曲家マーラーとその名盤について論じることになりがちです。しかしウィーン国立歌劇場やメトロポリタン歌劇場のシェフを務め、ウィーン・フィルやニューヨーク・フィルで数々の演奏会を指揮してきた「指揮者マーラー」の芸術について、思いをはせることが難しいのが実情です(一部楽曲のピアノロールによる演奏があるとはいえ、指揮した録音が残っていないのが本当に残念!)。ただし「指揮者マーラー」について考える手がかりとなるのが「マーラー版」の存在です。20世紀前半までの名指揮者たちと同様に、マーラーも出版されている名曲のスコアに書き込みを入れて指揮しています。これら「マーラー版」が「指揮者マーラー」の一面を表していると考えて、そのいくつかの例をディスクとともにご紹介します。

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