2025-05

   
週刊フィッシャー=ディースカウ

『週刊フィッシャー=ディースカウ』 Nr.12《詩人の恋》①

今年2025年は、ドイツの名バリトン、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(1925.5.28~2012.5.18)[文中、DFDと略記]の生誕100周年ア...
   
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インタビュー

PJBEへのオマージュに新味を加えて ARK BRASS「BAROQUE」インタビュー

ARK BRASSコア・メンバー。左から佐藤友紀(tp)福川伸陽(hrn)次田心平(tub)青木昂(tb)以下の個々のアーティスト写真を含めて©Yuji Hor...
   
ラジオとクラシック

クラシック音楽ラジオ番組の裏側と 解説者イチオシのディスク3選

ラジオでは、毎日のようにクラシック音楽番組が放送されています。いまレコード芸術ONLINEの画面の前にも、リスナー様がきっとおられるはず……。そこで今回は、NHK-FMのクラシック音楽番組「ベスト・オブ・クラシック」「N響演奏会」「バイロイト音楽祭」にたびたび登場されている音楽学者の広瀬大介さんに、クラシック音楽番組の魅力+その印象的な放送音源が収められたディスクを、解説者の視点から紹介していただきました。 番組を聴いていた方も、そうでない方も、ディスクがきっと欲しくなりますよ!
   
最新盤レビュー

グァルネリ弦楽四重奏団のRCA全仕事 そのバラエティに富む芸術に、均整美を聴く

《わが生涯より》から始まる45年の歩み|グァルネリ弦楽四重奏団の足跡をたどった49枚組は、CDサイズに縮小してはいるが、発売当時のジャケットをそのままに再現し、盤面も最後の数枚を除いてはLPのそれを再現している(だから「Side 1」とか「Side A」などと書かれている)。ジャケットの風合いなども良い意味で時代を感じさせるし、LP時代を知る世代にとっては懐かしさを味わえるボックスである。
   
週刊フィッシャー=ディースカウ

『週刊フィッシャー=ディースカウ』 Nr.11《ヴォツェック》《ルル》

今年2025年は、ドイツの名バリトン、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(1925.5.28~2012.5.18)[文中、DFDと略記]の生誕100周年ア...
   
インタビュー

パーヴォ・ヤルヴィの《アルプス交響曲》観 NHK交響楽団とのアルバムに込めたものと、その周辺

高峰に挑み続ける、その歩みはとまらない。——つねに並行して複数のオーケストラと強力なタッグを組んできた名匠パーヴォ・ヤルヴィは、首席指揮者や芸術監督を務めるオーケストラとはそれぞれ、信頼を寄せるその楽団のカラーに合わせた録音シリーズを展開してきた。そのひとつ、首席指揮者として堂々たる功績を残したNHK交響楽団とは、バルトークやストラヴィンスキー、武満徹など20世紀傑作選をはじめ、ワーグナーやマーラーなど重量感のあるレパートリーを数々録音。さらに、2015年録音の《英雄の生涯》にはじまるリヒャルト・シュトラウスの管弦楽作品チクルス3点は、楽団の高度な錬磨と覇気を深めたシリーズとして高く評価されている。
   
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プレルーディウム

【連載】プレルーディウム 第8回/舩木篤也

旧年度の終わり、桜の咲き始めた頃に、東京から長崎市へ行ってきた。なんの拘束もない、純粋な旅行だったが、ひとつ必ず見ようと決めていた場所に、外海地方がある。市の中心部からバスに揺られて1時間ほど、東シナ海の角力灘すもうなだに面した起伏も急な一帯。キリシタン禁制下を描いた遠藤周作の小説『沈黙』に出てくる、「トモギ村」のモデルとなった地域だ。