構成・文・CDセレクト=芳岡正樹
昨年(2024年10月~2025年11月)の「レコ芸フォト・アーカイブ」に続くアーカイブ企画、「『レコード芸術』新譜月評クロニクル」の第2回は、1975年-中篇として5月号~8月号をひもときます。当連載では『レコ芸』の中核記事「新譜月評」を、現「レコ芸ONLINE」月評レギュラー筆者でもある芳岡正樹氏に、1975年1月号から順に “再読/抜粋” いただきレコード界を振り返っています。後に「名盤」と呼ばれるようになるレコードが初出時どのように評されたか?興味は尽きません。




クライバー⇔ウィーン・フィル⇔ブルーノ・ワルター
1975年5月号から8月号の新譜月評の中で、最も印象的なのは8月号の交響曲部門でのカルロス・クライバーの《運命》登場である(①)。7月号のドイツ・グラモフォンの広告ページで「この奔流、巌をもおし流さんか!」の名キャッチコピーとともに7月1日発売が宣伝されたこのLPレコードは、文字通り「不滅の名盤」として聴き継がれていくことになるが、初出時の月評も熱烈である。評者は大木正興氏。もちろん推薦盤である。
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