カルロス・クライバー

   
『レコード芸術』新譜月評クロニクル

【第2回】1975年(中篇)5月号~8月号  “クライバー・センセーション” から始まる新潮流

構成・文・CDセレクト=芳岡正樹 昨年(2024年10月~2025年11月)の「レコ芸フォト・アーカイブ」に続くアーカイブ企画、「『レコード芸術』新譜月評クロニクル」の第2回は、1975年-中篇として...
   

〔013〕ブラームス:交響曲第4番

半世紀近く、多くの音楽ファンに聴かれ続けてきた名盤のひとつ。本盤には、弱点と思えるような箇所が実際には全体の演奏設計として説得力を持っているという特殊な点がある。例えば第1楽章冒頭の主要主題提示。その...
   

〔247〕ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》全曲

最高級の薄衣を思わす響きから、灼熱の響きまで、なんと変幻自在で豊かなことだろう。底なしの憂愁。ぶちまけられた怒り。度を越した陶酔と歓喜…… ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》全曲 カルロス・クラ...
   

〔249〕ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》全曲

ピリオド楽器が普及する以前に、クライバーはいち早くアーティキュレーションとフレージングの運動的法則を感得し、実践した…… ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》全曲 カルロス・クライバー指揮ドレスデン国立o,...
   

〔096〕ウィーン・フィルニューイヤー・コンサート1989

彼らの演奏は、旋律の抒情性、律動の躍動感、音色の広がり、どれをとってもあまりに極上で、楽曲の持っている美しさの全てをあますことなく体現しているように思える…… ニューイヤー・コンサート1989〔J.シ...
   

〔003〕ベートーヴェン:交響曲第4番

これが初めてLPで市場に現れたときは、一大事件だった。きわめて寡作だったクライバーの録音物が常に待たれていたからでもあるが、何といっても、その演奏が衝撃的だったからだ。偶数番交響曲が「箸休め」のように...
   

〔237〕J.シュトラウスⅡ世:喜歌劇《こうもり》

《こうもり》は聴くオペレッタではない。踊るオペレッタあるいは翻弄されるオペレッタだ。半世紀前にカルロス・クライバーがそう演奏した《こうもり》の録音が、いまも人を踊らせ、翻弄する…… J.シュトラウスⅡ...
   
2つのベートーヴェン・イヤー

ステレオ期の黄金時代を彩った ベートーヴェン交響曲クロニクル

2027年に没後200年を迎える、作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770~1827)。さまざまな録音プロジェクトが進行中と思われるいま、レコード芸術ONLINEでは、過去の「アニヴァーサ...
   
特別企画

長嶋茂雄の引退試合と三大《ばらの騎士》

6月3日に長嶋茂雄読売巨人軍終身名誉監督が逝去、その後様々な追悼番組があったが、その中で、ちょっと引かれた企画が一つ。街頭インタビュー的なコーナーで、氏の有名な引退試合(1974年10月14日)の話に...
   
初演150年《カルメン》祭り

150年目の《カルメン》名盤選挙

今年2025年はビゼーの《カルメン》初演150周年。そして今年はヴァチカンで教皇選挙(コンクラーヴェ)があり、編集部ではそれに敬意を表しつつ《カルメン》全曲盤の名盤選挙を企画、新譜月評執筆者の國土潤一...