
Text=編集部
- 日本の聴衆にも広く親しまれた、世界的指揮者の帰天
- おもなディスコグラフィ(選・編集部)
- ニールセン/交響曲&序曲,協奏曲集(ブロムシュテット=デンマーク放送響)
- ブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》,同第7番(ブロムシュテット=シュターツカペレ・ドレスデン)
- グリーグ:劇音楽《ペール・ギュント》(ブロムシュテット=サンフランシスコ響)
- ニールセン:交響曲第3番《ひろがりの交響曲》,同第4番《不滅》(ブロムシュテット=NHK響)
- メンデルスゾーン:オラトリオ《エリヤ》(ブロムシュテット=ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管)
- モーツァルト:交響曲第39番~同第41番《ジュピター》(ブロムシュテット=バイエルン放送響)
- ベートーヴェン/交響曲全集(ブロムシュテット=ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管)
- シューベルト:交響曲第8番《未完成》,同第9番《ザ・グレイト》
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日本の聴衆にも広く親しまれた、世界的指揮者の帰天
世界的指揮者、ヘルベルト・ブロムシュテット(1927~2026)が2026年11月4日、スウェーデン・イェテボリ(ヨーテボリ)の自宅で逝去されました。
自身にルーツのある北欧音楽(ニールセン、シベリウス、ステンハンマルなど)をはじめ、ドイツ・オーストリア系古典派~ロマン派音楽を中心に幅広いレパートリーを誇る、現代のマエストロとして、演奏・録音の両面で多くの音楽ファンを魅了しました。その指揮のスタイルは楽譜への忠実性と、プレイヤーとの対話の重視で知られます。
デンマーク放送交響楽団(現:デンマーク国立交響楽団)やスウェーデン放送交響楽団、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ドレスデン)、サンフランシスコ交響楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団などのオーケストラのポストを歴任し、本邦でも1981年11月以来、NHK交響楽団と幾多の共演を重ねました。同団からは2016年に「桂冠名誉指揮者」の称号を贈られています。
ここに謹んで哀悼の意を表します。
【参照リンク】
・KSG – Herbert Blomstedt, Conductor(マネジメント事務所「KünstlerSekretariat am Gasteig (KSG)」のプロフィールページ)
おもなディスコグラフィ(選・編集部)
ニールセン/交響曲&序曲,協奏曲集(ブロムシュテット=デンマーク放送響)

ニールセン/交響曲&序曲,協奏曲集(2025年リマスター)
〔交響曲第1番~同第6番《素朴な交響曲》,交響的狂詩曲,序曲《ヘリオス》,ヴァイオリン協奏曲,他〕
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮デンマーク放送交響楽団,他
〈録音:1973年~75年〉
[ワーナー・クラシックス(S)2173295777(5枚組)]CD
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1967年から77年まで初代首席指揮者を務めたデンマーク放送響(現・デンマーク国立響)と取り組んだ名録音。ブロムシュテットは80年代末に、サンフランシスコ響とも交響曲全集を再録音している。
ブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》,同第7番(ブロムシュテット=シュターツカペレ・ドレスデン)

ブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》(ノヴァーク版),同第7番(ハース版)(2022年リマスター)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮シュターツカペレ・ドレスデン
〈録音:1980年~81年〉
[デンオン(タワーレコード)(D)TWSA1119(2枚組)]SACDハイブリッド
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ブロムシュテットの名を一気に高めた名盤。日本コロムビアとドイツ・シャルプラッテンの共同制作によるもので、目配りを効かせた小細工なしの演奏を精緻に捉えている。
グリーグ:劇音楽《ペール・ギュント》(ブロムシュテット=サンフランシスコ響)

グリーグ:劇音楽《ペール・ギュント》(抜粋)
ウルバン・マルムベルイ(Br:ペール・ギュント)ヘルベルト・ブロムシュテット指揮サンフランシスコ交響楽団,同合唱団,他
〈録音:1988年〉
[デッカ(D)UCCD51033]CD
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全26曲から20曲を選んだ台詞入りの演奏で、台詞は専門の俳優が担当した。1989年度(第27回)レコード・アカデミー賞で「管弦楽曲部門」を受賞した、代表盤の一つ。
ニールセン:交響曲第3番《ひろがりの交響曲》,同第4番《不滅》(ブロムシュテット=NHK響)

ニールセン:交響曲第3番《ひろがりの交響曲》*,同第4番《不滅》
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮NHK交響楽団,松田昌恵(S)三原剛(Br)
〈録音:1988年,98年*(L)〉
[キング(D)KICC3014]CD
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交響曲指揮で金字塔を打ち立てたニールセンの第一人者たるブロムシュテットが、NHK響と取り組んだ3、4番のライヴ録音。
メンデルスゾーン:オラトリオ《エリヤ》(ブロムシュテット=ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管)

メンデルスゾーン:オラトリオ《エリヤ》(全曲)
クリスティアン・ゲルハーヘル(Br:預言者エリヤ)ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団,同合唱団,他多数
〈録音:2003年(L)〉
[RCA Red Seal(D)SICC30929(2枚組)]CD
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ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の創立260周年に当たる2003年のメンデルスゾーン・フェストターゲにおけるライヴ録音。ブロムシュテットにとって、この盤はRCAへの初登場であった。
モーツァルト:交響曲第39番~同第41番《ジュピター》(ブロムシュテット=バイエルン放送響)

モーツァルト:交響曲第39番K. 543~同第41番《ジュピター》K. 551
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮バイエルン放送交響楽団
〈録音:2013年~19年(L)〉
[BR Klassik(D)900196(2枚組,海外盤)]CD
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「人間の内面に存在する全ての暗い側面が表現されている」と語るほど愛着の深い40番をはじめ、正攻法のなかに情熱を秘めたモーツァルトの後期交響曲集。
ベートーヴェン/交響曲全集(ブロムシュテット=ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管)

ベートーヴェン/交響曲全集
〔交響曲第1番~第9番《合唱》〕
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団,同合唱団,他
〈録音:2014~17年(L)〉
[Accentus Music(D)ACC80322CD(5枚組,海外盤)]CD
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生涯を通して、アップデートを怠らない勤勉さ、そして音楽の瑞々しさを常々心に留めたブロムシュテット。ベーレンライター新版の楽譜を使用した新鮮なサウンドは、リリース当時に大きな話題を呼んだ。
シューベルト:交響曲第8番《未完成》,同第9番《ザ・グレイト》

シューベルト:交響曲第8番《未完成》D759,同第9番《ザ・グレイト》D944
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
〈録音:2021年11月〉
[グラモフォン(D)UCCG45053(2枚組)]CD
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きりっとした爽快さを湛えたシューベルト。これもベーレンライター新版を採用している。年齢を思わせない……というよりも、ブロムシュテットの内奥には、常に若々しいものが存在していたに相違ない。
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