ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
Pyotr Ilyich Tchaikovsky
(1840-1893)
ロシアを代表する作曲家。西欧的な形式美とロシア的な叙情性を融合させ、交響曲からピアノ曲まで幅広い分野で傑作を残した。「三大バレエ」と並び称される《白鳥の湖》、《眠れる森の美女》、《くるみ割り人形》などの作品は世界中で親しまれ、豊かな旋律美と劇的な表現力で後世に大きな影響を与えている。(編集部)
代表曲
ピアノ協奏曲第1番
1874~75年作曲のピアノ協奏曲。壮麗な冒頭と華麗な独奏で知られる代表作。力強さとロマンあふれる旋律が魅力である。
交響曲第5番
1888年作曲の交響曲。「運命」を象徴する主題を全曲に配した。劇的な展開と情熱あふれる旋律が聴く人を魅了する。
《くるみ割り人形》
1892年初演のバレエ音楽。ホフマンの童話をもとに少女の夢の世界を描いた。「花のワルツ」など親しみやすい名曲が並ぶ。
必聴名盤

チャイコフスキー:交響曲第4番,同第5番,同第6番《悲愴》
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo
〈録音:1960年9月,11月〉[グラモフォン]
[詳細はこちら]※「不滅の名盤」のページ
常に作曲者に忠実な弟子であろうとしたムラヴィンスキーは、チャイコフスキーが書き残した音符はもちろんのこと、アーティキュレーションも尊重する[…]ダイナミックで厳格なだけでなく、実は驚くほど隅々まで細やかな名演なのである……
———小室敬幸(音楽ライター)

