
好評展開中の「レコード芸術ONLINE」創刊1周年記念特別企画『芸術の秋、マーラーの秋』では、何といってもマーラーですから、交響曲(=オーケストラ、指揮者)をメインに様々ご紹介していますが、今回は少々趣向を変えて名歌手にスポットを当ててマーラーのレコード史を辿ります。もちろんマーラーには《さすらう若者の歌》《亡き子をしのぶ歌》《少年の不思議な角笛》などの傑作歌曲集もありますが、ここでは《大地の歌》と交響曲第4番をフィーチャー。過去の指揮者には、なぜかマーラーでは《大地の歌》と《第4番》だけを録音している(あるいはこの2曲を特に頻繁に取り上げた)例がいくつかあり、この2曲は交響曲というよりオケ伴付き歌曲と捉えられていたのかも知れません。
文=吉田 真
米・英や北欧出身の名歌手たちが名唱を刻む
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