ブルックナーの記念すべき生誕200周年=2024年には、さまざまな演奏・録音がリリース!
その11月末、音楽之友社本社。満津岡信育さん、広瀬大介さん、石原勇太郎さんにお集まりいただいた鼎談で、2023年秋~現在の、ブルックナーの主な新譜をふりかえりました。
ところどころに、お三方のブルックナー観も……。
そのまとめを、「交響曲全集」「交響曲単発」「交響曲の編曲/声楽曲・室内楽曲」「日本人演奏家・日本オケ」の四部作でお届けします。
最終回は日本人演奏家・日本オケの新譜についてです。
日本人演奏家・日本オケ① 名より実? 職人肌の名匠
【2023年9月発売】
ブルックナー:交響曲第7番
〔交響曲第7番 ホ長調 WAB.107[ノーヴァク版]〕
ローター・ツァグロゼク(指揮) 読売日本so.
〈録音:2019年2月(L)〉[Altus(D)ALT531]
満津岡
ツァグロゼクは、SNSでは人気が高く、熱狂的なファンがついているイメージがあります。私は、旧『レコード芸術』でインタヴューしたこともありますが、いい意味での職人気質の名匠だと思っています。2023年に読響で4番を振ったヴェンツァーゴに比べると正統派のマエストロですよね。
広瀬
読響の広報戦略のなせるわざですかね?
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