クロード・ドビュッシー
Claude Achille Debussy
(1862-1918)
フランス近代を代表する作曲家。和声や音色を重視した独自の作風により、20世紀の音楽に大きな影響を与えた。《牧神の午後への前奏曲》《海》《月の光》などが有名であり、詩や絵画を思わせる繊細な響きが特徴である。従来の機能和声から離れた自由な表現によって、新しい音楽語法を切り拓いた。(編集部)
代表曲
《ベルガマスク組曲》
1890年頃作曲、1905年出版のピアノ組曲。〈月の光〉を含む代表作である。優雅な旋律と透明感あふれる響きが魅力。
《牧神の午後への前奏曲》
1892~94年作曲の交響詩。マラルメの詩に着想を得た代表作である。幻想的で繊細な響きが印象主義音楽を象徴する。
《海》
1903~05年作曲の管弦楽曲。光や風によって変化する海の姿を描いた。色彩豊かなオーケストラの響きを存分に味わえる。
必聴名盤

ドビュッシー/管弦楽曲全集
ジャン・マルティノン指揮フランス国立放送o,他
〈録音:1973年1月~74年4月〉[ワーナー・クラシックス]
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マルティノンとフランス国立放送管によるドビュッシーの演奏をなにより特徴づけているのは、豊かな抒情性とカンタービレだ。《牧神の午後への前奏曲》がこれほど躍動感をもって演奏されることは、今日ではあまりないだろう。現代の指揮者ならあっさりと進めてしまうような箇所でも……
———八木宏之(音楽評論)
