2025-10

   
トーキョー・モデュレーション

【連載】トーキョー・モデュレーション 第13回/沼野雄司

彼女はジャンルを愛し、そして憎む  ―――「音楽をジャンル分けするなんて意味がない。いい音楽があるだけだ」マイルス・デイヴィス  今年の夏、文科省は理系学部に対...
   
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最新盤レビュー

テリー・ライリーの音楽を堪能するボックスセット

聖なる駱駝が歩いていく。天界の峡谷を、太古の湖を、氷の砂漠を。テリー・ライリーの『シュリー・キャメル』(1980、「聖なるらくだ」という意味)を聴くと、ついこのような空想をしてしまう。緩やかなテンポで反復される短いフレーズが駱駝の歩みを連想させるのだろう。そのフレーズには多彩な要素が絡まり、駱駝が行くさまざまな光景が描き出される。インド音楽からの影響が如実に表れているだけでなく、純正律の電子オルガンの音色がサイバーですらある。随所で聴こえてくる3音——おおよそB、D、E——のモチーフによって統一感が生まれている1枚。
   
特別企画

編集部員のひとりごと #1

「編集部員のひとりごと」をはじめます。このCDが広く世間に知られてほしい、こんな悩みを聞いてほしいなど、行き場のないモヤモヤを表明していく雑感開陳コーナーです。...
   
インタビュー

ヨーヨー・マ、『ベートーヴェン・フォー・スリー』 そして音楽を通した未来への希望について語る

Interview & Text=山野 雄大(ライター/音楽・舞踊評論)写真:かくたみほ/通訳:井上裕佳子取材協力:ソニーミュージック、LEGARE 偉大なチェ...
   
特別企画

レコードならでは―オペラ全曲盤の “妄想人事異動”

文=編集部(Y.F.) バレンボイム指揮《ドン・ジョヴァンニ》 ルーデル盤《リゴレット》左:シルズ,右:クラウス 高市早苗自民党新総裁が選出され、さっそく党内人...
   
東京エムプラス

内田光子/1970年第8回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ

日本人歴代最高位となる第2位に輝いた1970年のコンクール・ライヴ!超貴重音源が初めてまとまった形で本家NIFCからCD化! 内田光子 ~ 1970年第8回ショ...
   
週刊フィッシャー=ディースカウ

『週刊フィッシャー=ディースカウ』 Nr.34《アイヒェンドルフ歌曲集》《スペイン歌曲集》《イタリア歌曲集》《ミケランジェロ歌曲集》

今年2025年は、ドイツの名バリトン、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(1925.5.28~2012.5.18)[文中、DFDと略記]の生誕100周年ア...
   
芸術の秋、マーラーの秋

ラトルの切り札、《悲劇的》4種の録音 終楽章の聴き比べで判るその「思惑」

秋にじっくり聴きたい作曲家と言えば、もちろんマーラー! 「レコード芸術ONLINE」創刊1周年記念特別企画「芸術の秋、マーラーの秋」では、マーラーに関するさまざ...