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上野通明のセカンドアルバムは、 みずみずしい感性で淵源にさかのぼる邦人作品集!

65分15秒、チェロの音だけが鳴っている。しかしその多彩な音たちは、ときには太棹三味線のように、あるいはフルートのように、そうしてさながら人の声のようにも響く。このディスクを通して、私たちはチェロという楽器が秘め持つ可能性の大きさにあらためて驚かされる。また同時に、作品自体の新たな一面にも気づくことができるであろう。
   
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リイシュー&BOX注目盤(8月)

ここでは、最近発売されたリイシュー&BOX盤のなかから注目盤を厳選して紹介します。 ロジェストヴェンスキー=ソヴィエト国立文化省響の《レニングラード》が待望の復...
   
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沖澤のどか=京都市響の初アルバムは 《英雄の生涯》2025年3月ライヴ

沖澤のどかと京都市交響楽団(以下「京響」)が破竹の勢いを見せている。ただ一度の共演で一目惚れした楽団のラブコールに応え、2023年4月から同団の第14代常任指揮者に就任した沖澤は、すでに29年3月末までの任期延長を発表し、まさに蜜月状態が続いている。
   
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エリック・サティ没後100年 3人のピアニストによる3点のリイシュー盤を聴く

2025年はサティの没後100周年のメモリアルイヤーにあたり、1980年代のサティ・ブームの一翼を担ったフランスの名手、フィリップ・アントルモンの『サティ/きみがほしい』ほか2点がリイシューとして登場した。
   
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イタリア/ハンガリー仕込みの新鋭 デビュー・アルバムにしてオール・リスト・プロ!

Yuna plays Liszt~光と闇~〔リスト:エステ荘の噴水,イゾルデの愛の死,ラ・カンパネッラ,メフィスト・ワルツ第1番,乙女の願い(ショパン「6つのポ...
   
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ヨーヨー・マ、カヴァコス、アックスによる 「ベートーヴェン・フォー・スリー」最新作発売!

ベートーヴェン・フォー・スリー〔ベートーヴェン(シャイ・ウォスネル編):交響曲第1番(ピアノ三重奏編曲版),ピアノ三重奏曲第5番《幽霊》,同第4番《街の歌》〕 ...
   
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センスのよさが光るトーマス・エンコ 「モーツァルト・パラドックス」

モーツァルト・パラドックス〔モーツァルト(トーマス・エンコ編曲):歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より〈序曲〉,ナハトムジーク,ヴァイオリン・ソナタ ホ短調,アヴェ・...
   
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ルービンシュタイン、ヨッフム、 ブーレーズの超名盤が「究極」のSACD化

入念を極めたリミックス&マスタリング タワーレコードとのコラボでソニー・クラシカルとRCA Red Sealの音源をハイブリッドSACD化するシリーズに3つのタ...
   
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リイシュー&BOX注目盤(7月)

ここでは、最近発売されたリイシュー&BOX盤のなかから注目盤を厳選して紹介します。 シベリウスへの共感が生んだ名盤、待望のリマスタリング 渡邉曉雄(1919~9...
   
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ハンス・ジマー来日記念盤に秘めたる 映画音楽×オーケストラの可能性

ハンス・ジマーの世界 ライヴ・アット・ハリウッド・イン・ウィーン〔ハンス・ジマー:『ダ・ヴィンチ・コード』 管弦楽組曲,他〕 ギャヴィン・グリーナウェイ(音楽監...