ブルックナーの記念すべき生誕200周年=2024年には、さまざまな演奏・録音がリリース!
その11月末、音楽之友社本社。満津岡信育さん、広瀬大介さん、石原勇太郎さんにお集まりいただいた鼎談で、2023年秋~現在の、ブルックナーの主な新譜をふりかえりました。
ところどころに、お三方のブルックナー観も……。
そのまとめを、「交響曲全集」「交響曲単発」「交響曲の編曲/声楽曲・室内楽曲」「日本人演奏家・日本オケ」の四部作でお届けします。
第2回は交響曲単発の新譜についてです。
交響曲単発① 後期交響曲プロジェクト、完結?
【2023年8月発売】
ブルックナー:交響曲第8番
〔交響曲 第8番[ノーヴァク版 第2稿 (1890)]〕
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)チューリヒ・トーンハレo.
〈録音:2022年9月〉[Alpha(D)NYCX10409]
【2024年8月発売】
ブルックナー:交響曲 第9番
〔交響曲 第9番[原典版]〕
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)チューリヒ・トーンハレo.
〈録音:2023年9月〉[Alpha(D)NYCX10485]
満津岡
これはすでにリリースされていた7番[Alpha(D)NYCX10369〈録音:2022年〉]とあわせて、後期交響曲だけで完結なんだそうです。
広瀬
全曲じゃないのは、フランクフルト放送響の全集[ソニークラシカル(D)SICC10331〈録音:2006~2017年〉]でやっちゃったからかな。
石原
一度きりといわず、また全集を作ってほしいと思いますけどね。バレンボイムみたいに。
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