ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

   
最新盤レビュー

カラヤン&ベルリン・フィル放送録音集成の第2弾は 同コンビの黄金期ともいえる1970年代を網羅!

これは、70年代をクラシック・ファンとして生きた愛好家にとって単なる「ライヴ録音集」を超えた、当時の「音楽体験そのもの」といった20枚組である。ヘルベルト・フォン・カラヤンは「楽壇の帝王」としてクラシック界に君臨し、本拠地ベルリンや生地ザルツブルクを中心に演奏活動を行ない、世界をジェット機で飛び回り、毎月ドイツ・グラモフォンと英EMIから新録音のLPレコードをリリースする、という超人的なスケジュールをこなしていた。従来のクラシック界では考えられなかった(今日でも考えられない)芸術一本でない、派手な活躍ぶりから多くのアンチ・カラヤンを生んだが、それ上回る膨大なカラヤン・ファンを生み、音楽ジャーナリズムもカラヤンを中心に回っていた。そのため、アンチ・カラヤンにも否応なく彼の演奏会やレコードでの活躍が目に入った。
   
[新譜月評]オーケストラ曲

ブラームス:悲劇的序曲,交響曲第1番

ブラームス:悲劇的序曲,交響曲第1番キリル・ペトレンコ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団〈録音:2024年2月,2025年9月(L)〉[Berliner Philharmoniker Record...
   

〔085〕R.シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》

とくに後半で肩の力が抜け、自由闊達にオーケストラが活躍する2回目の本録音が、その意味ではもっとも(カラヤンの)自画像的、とは言えるかも……R.シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》ヘルベルト・フォン・カラ...
   
[新譜月評]オーケストラ曲

シェーンベルク作品集

シェーンベルク作品集〔浄められた夜,室内交響曲第1番,オラトリオ《ヤコブの梯子》,管弦楽のための変奏曲,ヴァイオリン協奏曲〕キリル・ペトレンコ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,ベルリン放送合唱団...
   
[新譜月評]オーケストラ曲

プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番,アダムズ:ハルモニーレーレ,他

配信情報グレインジャー:リンカーンシャーの花束,プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番,ジョン・アダムズ:ハルモニーレーレ(和声学), 他サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,ジャ...
   

〔094〕新ウィーン楽派管弦楽作品集

録音当時、収録された作品群を、この水準の技術的精妙さと表現上のロマン性を両立させて演奏した例はほかにない……新ウィーン楽派管弦楽作品集〔シェーンベルク,ベルク,ウェーベルンの作品〕ヘルベルト・フォン・...
   

〔001〕ベートーヴェン/交響曲全集

1970年代のベルリン・フィルとの最も熟成した時期の演奏。[…]9曲へのさらなる表現拡大と手兵ベルリン・フィルの力量を土台として、研ぎ澄まされた洗練性や耽美性まで加味されている……ベートーヴェン/交響...
   

〔021〕ドヴォルザーク/交響曲全集

……クーベリックの特質であるしなやかさやうねりが加わって、非常にスケールの大きい演奏を聴かせている。[…]ドヴォルザークの民族性というよりは普遍的で構造的な側面に光が当たっている……ドヴォルザーク/交...
   

〔033〕マーラー:交響曲第9番

指揮者の思う通りの解釈が実現できなかったことが窺えるが、逆にいえばそのお陰でこの録音にしかない独自の魅力が生まれた……マーラー:交響曲第9番レナード・バーンスタイン指揮ベルリンpo〈録音:1979年1...
   
音符の向こう側

【連載】音符の向こう側/城所孝吉 第13回

音楽評論家・城所孝吉氏の連載は2年目に入り「第2シーズン」が始まります。「第1シーズン」(最初の12回)では「解釈とはどういうことか」という理論的な側面を扱ってきましたが、今回からは、氏自身が実際の作...