トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第12回/沼野雄司 なにごとかが映画館とホールのあいだを行き来する―――昔、映画『砂の女』を作った時、前衛的な音楽を書いた。音楽も、とってもよかったって言われたのに『砂の女』をもとにして《地平線のドーリア》(1967)と... 2025.09.15 トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第11回/沼野雄司 打楽器奏者が鎌を研ぐ 希望と恐れは不可分である。希望のない恐れも、恐れのない希望も存在しない。 ラ・ロシュフコー 先般の選挙では「日本人ファースト」なる不思議な文言が話題になった。シニカルな友人によ... 2025.08.15 トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第10回/沼野雄司 真の作者が機械を操作する「抜き打ち訓練は、通常の訓練の3、4倍のエネルギーがかかりますから」(日本地震学会広報紙『なゐふる』より) 7月の頭は、灼熱の日本を脱出して、イギリスの北部、ハダースフィールド... 2025.07.15 トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第9回/沼野雄司 時計が雲になるなんのために生まれて なにをして生きるのか「アンパンマンのマーチ」 連日、次から次へと仕事が土砂のように降ってくる。しかし「忙しい」とは口が裂けてもいえない。何しろわたしの知人には、音楽... 2025.06.15 トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第8回/沼野雄司 イヌイットの喉歌を朝ドラのヒロインが学ぶ それほど才能のない詩人たちは、偉大な先達を理想化する。その一方、有能な想像力を持つ者たちは、自力で先行者を押しのけて、自分の場所を確保する。 ハロルド・ブルー... 2025.05.15 トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第7回/沼野雄司 アーティストは変態か?Don’t be fooled by the title—“in vain”じゃない。全然むなしくない、むしろ最高!――クリス・ペプラー(人工知能による生成) 日曜日。多くのひと... 2025.04.15 トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第6回/沼野雄司 深い赤がエロティックな質を帯びる――WHOは、生活の質(Quality of Life)を、文化や価値観の文脈、また個人の目標、期待、基準、関心との関連の中で、個人が人生における自分の立場を認識するこ... 2025.03.15 トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第5回/沼野雄司 世界が瞬間、瞬間に開花してゆく――とりわけ私のように、自己と密着した形で音楽を書いている作曲家の場合、体力の衰えがそのまま作品自体の衰えに繋がってしまう可能性が高い。だからこれからは、本当にやりたいも... 2025.02.15 トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第4回/沼野雄司 1月5日のシューベルト 喪失とは常に、死の、もしくは不在の謂いであり、暗喩である。そうした死が、不在が、変ト長調で浄化されることによって、いわば「うかばれる」、ということではないだろうか?(舩木篤也『... 2025.01.15 トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第3回/沼野雄司 一周まわった地点でふたりが出会うたぶん生き乍ら鼠や蛇に噛まれ、食われ、じわじわと死んだのだろう。それなのに――。侍の顔は――。伊右衛門様とお岩様です――と男は言った。伊右衛門は。嗤っていた。余茂七は手... 2024.12.15 トーキョー・モデュレーション連載