
水戸芸術館・初代館長としての吉田秀和
2025年7月12日に行なわれた「レコ芸特別講座」第8回のアーカイブ動画をお届けします。講師に矢澤孝樹先生をお招きして、「吉田秀和」をテーマにお話しいただきました。
日本を代表する音楽評論家で、旧『レコード芸術』でも長く健筆をふるわれた吉田秀和さんは、1990年に開館した水戸芸術館の初代館長を、最晩年まで務められました。学芸員として、上司と部下の立場にあった講師の矢澤さん。「吉田秀和」とは、いったいどのような存在だったのでしょうか。エピソードの数々から、その芸術観、社会観があざやかに浮かび上がります。
【登場するCD】
・義賊と魔法の馬と悪魔の眼
タラフ・ドゥ・ハイドゥークス(アンサンブル)
〈制作:1994年〉[CramWorld(D)CRAW13]
・ベートーヴェン:交響曲第1番,同第2番
フランス・ブリュッヘン指揮 18世紀o
〈録音:1984年5月,1988年6月(以上L)〉[フィリップス(D)PHCP5041]
・モーツァルト:交響曲第38番《プラハ》K504,他
小澤征爾指揮 水戸室内o
〈録音:2003年2月,2004年12月,2005年7月(以上L)〉
[ソニー・レコーズ(D)SICC10047]
・ショスタコーヴィチ/バルシャイ編:アイネ・クライネ・ジンフォニー〔原曲;弦楽四重奏曲第1番〕,他
ルドルフ・バルシャイ指揮 水戸室内o
〈録音:1995年11月〉[ソニー・クラシカル(D)SRCR1675]
・シューベルト/マーラー編:弦楽四重奏曲第14番《死と乙女》(弦楽合奏版),他
水戸室内o
〈録音:1993年11月~12月〉[ソニー・クラシカル(D)SRCR9502]
【講師紹介】
やざわ・たかき
1969年山梨県生。慶應義塾大学文学部卒。水戸芸術館音楽部門主任学芸員を経て、現在ニューロン製菓(株)及び(株)アンデ代表取締役社長。『レコード芸術』には2001年から執筆、音楽史部門新譜月評子を2018年から務める。並行して朝日新聞(クラシックCD評、演奏会評)、『音楽の友』ほか各音楽誌に執筆。CD及び演奏会解説も多数。山梨英和大学市民講座「メイプルカレッジ」講師。著書に『マタイ受難曲』(音楽之友社)。ほか共著多数。
【音楽之友社の関連書籍】

音の世界のそのことを
吉田秀和 著
2025年10月発行/ISBN9784276212046/4-6判/272頁
※2025年10月上旬より順次発売
「音楽批評」の最高峰! 「日本のクラシック音楽批評を確立した」と評される吉田秀和が、95~98歳(2009~2012年)の最晩年に『レコード芸術』誌に執筆した連載の初単行本化。暮らしの中で音楽を味わうための極上のエッセイ。往年の吉田秀和ファンはもちろん、「吉田秀和入門」にも絶好の一冊。
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