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文・満津岡信育(まつおか・のぶやす)
1959年東京都杉並区生まれ。音楽評論家。コピーライターを経て、40歳を目前にして名刺に音楽ライターと刷り込んで以来、音楽誌やCDのライナー・ノーツの執筆を中心に活動中。内外の音楽家へのインタビューも数多く手がけている。旧『レコード芸術』誌では、新譜月評で交響曲を担当。著書に『ON BOOKS advance もっときわめる! 1曲1冊シリーズ ②ストラヴィンスキー:《春の祭典》』(音楽之友社)がある。2016年からNHK-FMの『名演奏ライブラリー』で案内役を務めている。
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2006年もまた、このコーナーでは、生没年がアニヴァーサリー・イヤーにあたる作曲家を、毎月、一人ずつ紹介していくことにしたい。なお、今年は、50年および100年というきりのよい単位だけにこだわるのではなく、没後30年といった作曲家も取り上げていく予定ですので、どうぞお楽しみに! もちろん、すでに特集が進行中のモーツァルト(生誕250年)をはじめ、シューマン(没後150年)や、昨年が没後30年で今年が生誕l00年にあたり、「ショスタコーヴィチ・ルネサンス」の特集がすでに本誌で組まれたショスタコーヴィチなどのビッグネームは、当コーナーには登場しませんので、ご了承ください。
2006年のトップバッターとして、筆者が取り上げることにした作曲家は、グリエールである。
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