ベンジャミン・ブリテン
Benjamin Britten
(1913-76)
20世紀イギリスを代表する作曲家・指揮者。オペラ、管弦楽曲、声楽作品の分野で多くの傑作を残し、《ピーター・グライムズ》や《戦争レクイエム》は特に高く評価されている。明晰な構成と豊かな表現力を兼ね備えた作風で知られる。また演奏家や教育者としても英国楽壇に大きく貢献した。(編集部)
代表曲
《青少年のための管弦楽入門》
1945年作曲の管弦楽曲。パーセルの主題による変奏曲として書かれた。楽器の音色や特徴を楽しく知ることができる。
《ピーター・グライムズ》
1945年初演のオペラ。漁村を舞台に孤独な男の運命を描いた。迫真のドラマと海を描く管弦楽が印象的である。
《戦争レクイエム》
1962年初演の宗教音楽。ラテン語典礼文と戦争詩を組み合わせて作曲した。平和への祈りに満ちた20世紀音楽の傑作である。
必聴名盤

ブリテン:歌劇《ピーター・グライムズ》全曲
ベンジャミン・ブリテン指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場o,同cho
ピーター・ピアーズ(T)クレア・ワトソン(S)ジェイムズ・ピーズ(Br)
〈録音:1958年2月〉[デッカ]
[詳細はこちら]※「不滅の名盤」のページ
「原点を辿る」名演奏。荒くれ漁師ピーター・グライムズといえば、往年のヴィッカーズのような強面テノールを連想するが、作曲者ブリテンが初演を託したのは、貴公子然としたピーター・ピアーズ(T)である……
———岸純信(オペラ研究)
