今年2025年はビゼーの《カルメン》初演150周年。そして今年はヴァチカンで教皇選挙(コンクラーヴェ)があり、編集部ではそれに敬意を表しつつ《カルメン》全曲盤の名盤選挙を企画、新譜月評執筆者の國土潤一、山崎浩太郎、岸純信の3氏に各々ベスト10を選出いただきました(うち各ベスト3=計9点をズームアップ)。すぐ全員一致で「王位」が決まるかと思いきや、《カルメン》全曲盤は(放送録音やドイツ語/イタリア語などの翻訳版も含めると)70~80種類を数え、名盤選挙は難航を極めましたが、期せずして、今あらためて聴き直すべき、今後も聴き継がれていくべき名盤、こんな録音もありますよ!的「隠れ名盤」まで “総ざらい” に。リストアップされた音源は30超、まさに選んだ方と読む方の「根くら~べ」になりますのでご覚悟を。
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