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ALPHAレーベルの「次世代ソリストたちによるモーツァルト協奏曲」シリーズに、坂本彩・リサのデュオが登場!

ハワード・グリフィスと坂本彩・坂本リサ(c) Andrej Grilc

2024年に創設25周年を迎えたALPHAレーベル。発足当初は古楽が中心だった同レーベルも成長と共に多角化し、フランス色を残しつつもパーヴォ・ヤルヴィとトーンハレ管弦楽団、サントゥ・マティアス・ロウヴァリとエーテボリ交響楽団、それにパトリツィア・コパチンスカヤやバーバラ・ハンニガンなど個性的で独創的なアーティストを擁して多面的な活動を展開している。そのALPHAが若手音楽家のサポートで知られるスイスのOrpheum財団と共同で行っているのが「Next Generation Mozart Soloists 次世代ソリストたちによるモーツァルト協奏曲」シリーズだ。これはハワード・グリフィスが推薦する若手ソリストを起用してモーツァルトの協奏曲をすべて録音しようというプロジェクト。これまでのリリースではジャン・チャクムルやジョナタン・フルネルのようにすでに世界的活動を繰り広げている人気ピアニストや、ヨーロッパの名門オケの首席奏者を務める演奏家たちが起用されている。

シリーズ最新盤となる第10集に坂本彩・リサのピアノ・デュオが登場。

坂本彩・リサのピアノ・デュオは、第21回シューベルト国際ピアノ・デュオ・コンクール(チェコ)で第1位、第70回ARDミュンヘン国際音楽コンクールピアノデュオ部門において、日本人デュオとして初の第3位入賞を果たし、併せて聴衆賞・特別賞を受賞したコンビだ。ここでも名匠ハワード・グリフィスのサポートのもと、瑞々しく溌溂とした表情でぴったりと息の合ったパフォーマンスを聴かせている。

坂本彩・リサによるピアノ・デュオとハワード・グリフィス指揮ウィーン放送交響楽団(c) Andrej Grilc

彼女たちは次のコメントを寄せている。

「モーツァルトの『2台のピアノのための協奏曲』は私たちのピアノデュオ人生において特別な作品で、この曲に触れるたびに胸がキュンと締め付けられます。この世の憂いを救ってくれるような朗らかさと幸福感に包まれ、さらに奏者同士の遊び心に満ちた会話が魅力的なこの作品、今回素晴らしい環境でレコーディングできたことを大変幸せに思います。 ウィーンへ飛び、現地の2台のベーゼンドルファーと出会い、指揮者のグリフィス氏と音楽作りをする中で、魔法にかけられたように新たな解釈や刺激を得て、当時の空気感ならではの演奏になったと確信しています。私たちの人生おいて、この作品はモーツァルトが遺してくれた素晴らしい贈り物です。私たちの愛が、CDを聴いてくださる皆様に伝わりますように」~坂本 彩・リサ

このCDには他にも、全員がソリストとしてのCDが出ている豪華メンバーを揃えた管楽器のための協奏交響曲、シリア出身でウエスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団でも活躍するヴァイオリニスト、ビラル・アルネムルによるヴァイオリンとオーケストラのための協奏的作品を収録している。

ディスク情報

モーツァルト: 2台のピアノのための協奏曲 他/坂本彩・リサ 他
CD:ALPHA1087 2024年10月18日発売予定

【曲目】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
1-3. ピアノ協奏曲 第10番 変ホ長調 K.365(2台のピアノのための)
[カデンツァ…モーツァルト]
4.ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド 変ロ長調 K.269
[カデンツァ…ビラル・アルネムル、マーク・ナイクルグ]
5.ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261
[カデンツァ…ビラル・アルネムル]
6.ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K.373
[カデンツァ…ビラル・アルネムル、イツァーク・パールマン]
7-9. 協奏交響曲 変ホ長調 K.297b
(オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのための)協奏交響曲 K.297b

【演奏】
坂本彩・リサ(ピアノ/ベーゼンドルファー) … 1-3
ビラル・アルネムル(ヴァイオリン) … 4-6
ガブリエル・ピドー(オーボエ) … 7-9
ブラーシュ・シュパロヴェツ(クラリネット) … 7-9
テオ・プラト(ファゴット) … 7-9
ニコラ・ラメズ(ホルン) … 7-9

ウィーン放送交響楽団
ハワード・グリフィス指揮 … 1-3
トマス・ツェートマイヤー指揮 … 4-9

【録音】
2021年12月27-29日 … 4-9
2022年9月13-15日 … 1-3
オーストリア放送大ホール

企画・制作:ナクソス・ジャパン

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