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文・安田和信(やすだ・かずのぶ)
桐朋学園大学准教授。同大学附属子供のための音楽教室鎌倉・横浜教室および富士教室室長。専門はW.A.モーツァルトを中心とした18世紀後半の西洋音楽史。『読売新聞』にてCD評、演奏会評を担当する。旧『レコード芸術』には1994年から執筆。
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あのヨーゼフ・ハイドンの弟にして、あのモーツァルトの職場の同僚――今年が没後200年にあたるミヒャエル・ハイドン(1737~1806)の名前が言及される時、このような「枕詞」(?)が必ずと言ってよいほど付いて回る。こうした事態が本人にとって幸せなのか、それとも不幸なのだろうか。
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