ソニーミュージック

   
最新盤レビュー

アーノンクール生涯唯一のワーグナー! ’99年シュティリアルテ音楽祭での貴重なライヴ録音

アーノンクールは、かつて生涯の最大の「敵」と対峙していた。もちろん相手はワーグナーだ。この記録が魅力的なのは、ただアーノンクールが振った唯一のワーグナーにとどまらないところにある。
   
最新盤レビュー

ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート2026 ネゼ=セガンが初登場

日本時間では1月1日の夜7時。多くの日本人にとって、おせち料理をつまみながらほろ酔い気分でテレビを眺め、正月気分を味わうための恒例行事が、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートだろう。
   
最新盤レビュー

パーヴォ=DKAMのシューベルト全交響曲録音は 「未完成」と「悲劇的」で幕を開ける!

思わず唸ってしまう。パーヴォ&ドイツ・カンマーフィルがシューベルトをまだ録音していなかったことに。そして、満を持した初録音が「7番&4番」のカップリングである事実に。手前味噌で恐縮だが、シューベルト全交響曲の4夜にわたる演奏会を企画したさい、筆者はこの2つの短調作品を、まったく当然のように別々のプログラムに配した。あまりの破壊力ゆえだ。それをあえて並べることで、しょっぱなから悲劇の凝集的なパワーが炸裂する。これ以上ない説得力である。
   
最新盤レビュー

大河ドラマのテーマ音楽18曲を “本家”N響の演奏で

1963年から続くNHKの看板ドラマ番組シリーズで、ほとんどのテーマ音楽を演奏してきた“本家本元”のN響が、2024年と2025年に行なった「大河ドラマ コンサート」のライヴ盤。それぞれの公演プログラム第1部(※第2部は“河”に因んだクラシック名曲選)を、三浦文彰のソロ・ヴァイオリンを起用した第55作「真田丸」(服部隆之、2016年)以外すべてそのまま収録したもので、当日の迫力ある演奏を臨場感たっぷりに追体験できるはず。
   
最新盤レビュー

テリー・ライリーの音楽を堪能するボックスセット

聖なる駱駝が歩いていく。天界の峡谷を、太古の湖を、氷の砂漠を。テリー・ライリーの『シュリー・キャメル』(1980、「聖なるらくだ」という意味)を聴くと、ついこのような空想をしてしまう。緩やかなテンポで反復される短いフレーズが駱駝の歩みを連想させるのだろう。そのフレーズには多彩な要素が絡まり、駱駝が行くさまざまな光景が描き出される。インド音楽からの影響が如実に表れているだけでなく、純正律の電子オルガンの音色がサイバーですらある。随所で聴こえてくる3音——おおよそB、D、E——のモチーフによって統一感が生まれている1枚。
   
ソニーミュージック

ショパン《エチュード》名手10人の聴き比べプレイリストが公開!

ポリーニ、ペライア、フランソワ……聴き比べでわかる、あなたの理想のショパン音大受験、コンクール課題曲の練習にもお勧め■ショパンの《エチュード》を、世代も個性も異なる名ピアニストたちの演奏で聴き比べられ...
   
インタビュー

トーマス・エンコ『モーツァルト・パラドックス』 フランス・ジャズ界の寵児による“新しい”モーツァルト

Photo by Maria JarzynaInterview & Text=東端 哲也(ライター)通訳:井上裕佳子取材協力・写真提供:ソニーミュージック今年5月の名古屋フィルの定期公演でガーシュウィ...
   
最新盤レビュー

クナッパーツブッシュからアバドまで ウィーン国立歌劇場 “栄光の” 名演奏、名舞台を総覧

ばらの騎士〈1955〉こうもり〈1960〉フィガロの結婚〈1991〉ラインアップ●モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ(録音1955年11月6日)カール・ベーム指揮〔ドイツ語歌唱〕[RCA(M)SICC2...
   
インタビュー

小山実稚恵に聞いた、最新小品集『アルバム』 そしてデビュー40周年の「もどかしさ」のこと

インタビュー・文=那須田務(音楽評論)写真=ヒダキトモコ取材協力=ソニーミュージック・レーベルズデビュー40周年記念盤に、深い内面を込めて 小山実稚恵さんがデビュー40周年を記念しての小品集『アルバム...
   
最新盤レビュー

これぞ、小澤征爾。SACDで音質一新した究極の7枚

文=増田良介(音楽評論)色彩感と立体感、そして実在感が際立つ新規リマスタリング ソニーから、小澤征爾の録音が7点SACD化された。1967~69年のRCA録音が5点と、2000年と2001年にサイトウ...