ギレリスは若い頃から「鋼鉄のピアニスト」と称された。しかしそうしたレッテルは一面的で、彼の音楽は鋼鉄という語から連想される冷たいものでも無機的なものでもなく、豊かな情感が息づき、多様なニュアンスと表情が生きている……
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寺西 基之（音楽評論）
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【203】グリーグ：抒情小曲集より
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