ソロの場面では生成りの布のごとき滋味を紡ぎ、アンサンブルになると、フランスのエスプリを存分に発揮する木管。エッジを立て過ぎぬ、まろやかな金管。そして、淡い色調から極彩色まで、繊細かつ大胆な表現力を持ち併せる弦楽セクション。これらが……

ディスク情報
ラヴェル/管弦楽作品全集
(全10曲)
アンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院o,他
〈録音:1961年~1962年〉
[ワーナー(S)WPCS23027,23274,23275,23276(分売)]
※ジャケット写真、リンクは《ダフニスとクロエ》全曲
【配信&CD販売サイトへのリンクはこちら】
寺西 肇(音楽評論)
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