冒頭の合唱から、巨大な悲劇にこれから立ち会うのだと確信させられる。合唱団の響きは生硬で、ときにささくれ、叫びに近くなる。オンマイクの録音がその歌いかたのアマチュアっぽさを強調したことが、むき出しといってもいいような生々しさと、迫力になる……

ディスク情報
J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV.244
カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハo,同cho,エルンスト・ヘフリガー(T)キース・エンゲン,ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Bs)イルムガルト・ゼーフリート(S)ヘルタ・テッパー(A)他
〈録音:1958年6月~8月〉
[DG(S)UCCA5064~6(3枚組)4636352(3枚組,海外盤)]
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山崎 浩太郎(演奏史譚)
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