最新盤レビュー ブルース・リウの個性と挑戦 チャイコフスキー、サティの注目2タイトルが登場 彼が初来日時からずっと言い続けてきたのが「チャイコフスキーを録音したい」。ここに登場した《四季》もまた、リウの個性である明朗で自由で視覚的、しかも内省的なピアニズムが全開。とりわけ〈バルカローレ(舟歌)〉の揺れるリズム、〈トロイカ〉の旋律美、〈ワルツ〉の物語性などに特有の奏法が遺憾なく発揮されている。 最新盤レビュー