タワーレコード・オリジナル企画盤日本コロムビア x TOWER RECORDS
タワーレコード SACD化プロジェクト最新作 The Valued Collection Platinum
「DENON 原盤 ハイブリッドSACDシリーズ」
アナログ録音名盤 2 タイトル 限定盤
~‘60年代終わりのコロムビア原盤による日本人のアナログ録音2種が高音質化により最新で蘇る!名盤2選
オリジナル・マスターテープからのリマスタリングによる世界初SACD化!
2024年最新復刻 世界初SACD化
税込 各2,970円 SACDハイブリッド盤
2024年11月20日(水) 発売予定
マスタリング・エンジニア:毛利 篤 氏(日本コロムビア)
LP初出時のオリジナル・ジャケット・デザイン使用
企画・販売:TOWER RECORDS
発売:日本コロムビア株式会社
日本コロムビアが所有する貴重なアナログ・マスターテープを使用したSACDハイブリッド化の最新復刻企画は2024年7月発売の「ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団」の貴重な来日公演時の復刻(TWSA1174/5)からスタートしました。今回、最新の第2弾は1968年にバンベルクと日本で収録された日本コロムビアの貴重なアナログ音源、2 種をリリースします。岩城宏之は当時36歳にして世界各地に活躍を拡げていた時期にあたり、カイルベルトが急逝した約2か月後の名門バンベルク交響楽団とブラームスを収録しました。溌剌とした指揮により当時のバンベルク交響楽団の美しい響きを引き出している名演です。もう1点、潮田益子は1966年にチャイコフスキー国際コンクールで2位を受賞した後の本格的なデビュー録音であり、まさに決勝で演奏したチャイコフスキー含め美しい音色で切れ味鋭い名技を披露しており、こちらも多くのリスナーに支持されてきました。今回これらの音源を日本コロムビアに厳重に保管されてきたオリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、初SACD化としてお届けします。また、今回初出時のオリジナルのジャケット・デザインを採用し、LP初出時の解説を掲載しました。当時のデザインも含めお楽しみください。
*下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。
ドイツ伝統のサウンドを継ぐ名オーケストラを率いる若き岩城の名盤がSACDで復活!
ブラームス:交響曲第1番、悲劇的序曲、大学祝典序曲(2024年マスタリング)(SACDハイブリッド)
岩城宏之、バンベルク交響楽団
[TWSA1179 (1SACDハイブリッド) 2,970円(税込)]
【収録曲】
1. ヨハネス・ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
2. ヨハネス・ブラームス:悲劇的序曲 作品81
3. ヨハネス・ブラームス:大学祝典序曲 作品80
【演奏】
バンベルク交響楽団 岩城 宏之 (指揮)
【録音】
1968年9月23~27日 バンベルク、クルトゥアラウム
【原盤】
日本コロムビア
カイルベルトが亡くなった年、1968年の貴重なステレオ録音。当時のコンマス浦川宜也氏によるソロ含む、万全のバンベルク響との共演。日本コロムビア所蔵のオリジナル・マスターテープからのリマスタリングによる世界初SACD化!
岩城は1965年よりバンベルク交響楽団の指揮者に就任、カイルベルトの下で研鑽を積んでいた頃の貴重な録音です。ドイツのオーケストラならではの伝統を色濃く残していた時代のバンベルク響のサウンドを生かし、若き岩城の豊かな音楽性を反映した名演です。日本コロムビア所有のオリジナル・アナログ・マスターテープからリマスタリングを行い初SACD化。音場・音質が鮮やかに向上しています。CD層も今回のリマスタリング音源を使用しています。
この録音は収録当時弱冠36歳であった若き日の岩城宏之の重要な記録であり、かつドイツの主要なオーケストラであるバンベルク交響楽団との貴重な共演盤です。岩城は1960年にNHK交響楽団の世界一周の演奏旅行で当時常任指揮者だったシュヒターと外山雄三と共に指揮者陣に加わり、そのことが縁で1963年にベルリン・フィルに客演しました。また同年にはNHK交響楽団の指揮者となり、1965年にバンベルク交響楽団で常任客演指揮者に就任、1968年にはハーグ・フィルの常任指揮者にも就任し、まさに活躍の場を世界に拡げていた時期にあたります(その後1969年にNHK交響楽団の正指揮者となり’68-69 にかけて日本人初のベートーヴェン交響曲全集を日本コロムビアに録音)。バンベルク交響楽団は1968年5月にNHKの招聘で来日し、当時首席指揮者であったカイルベルトと共に岩城は日本でも指揮をしています。カイルベルトはその後7/20 にバイエルン国立歌劇場での「トリスタンとイゾルデ」を指揮中に急死していますので、この録音はその約2か月後というオーケストラにとっては苦境の時期に収録されたことになります(カイルベルトの死後、ヨッフムがこの年から1973年まで芸術顧問に就任)。そのような中、両者初のレコーディングが日本コロムビアによって行われたのはある意味重要であり、この時期の岩城の録音が海外の主要オケと行われた意義は大きいと言えるでしょう。また、当時のコンマスは1965年以来、浦川宜也氏が務めており(バンベルク交響楽団第1コンサートマスター)、その意味でも当時話題となりました。岩城は終始精力的な指揮によりバンベルク響を引っ張っており、一定の緊張感を伴いながらもオケの美しく流麗な響きをさらに引き立てています。それにしても第2 楽章での浦川のソロを含め当時のオケの音色は管楽器含め素晴らしく、この時期にはオイロディスクなどにも多くの録音があるとは言え、日本コロムビアのこの録音はその中でも特筆される出来でしょう。今回、オリジナルのアナログ・マスターテープより新規でデジタル化を行ったマスターから最新復刻を行いましたので、当時の響きがより蘇ってくるはずです。
今回の復刻は日本コロムビアが厳重に保管していたオリジナルのアナログ・マスターテープより新規でハイレゾ化を行ったマスターを使用していますので、従来のCD以上の音質向上となりました。各楽器の鮮明な音色や間接音、倍音の豊かさをより感じ取れます。また、解説書には1969年発売のオリジナルのLPに掲載された藁科 雅美氏による解説を掲載しました。さらに解説書の裏にはLPの裏面の写真もカラーで掲載しています。
※ 世界初SACD化。ステレオ録音。限定盤
※ 日本コロムビア所有のオリジナル・アナログ・マスターテープより2024年にリマスタリングを行いSACD化
※ マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン採用(LP裏の写真も解説書裏にカラーで掲載)
※ 解説:藁科 雅美氏(1969年発売のLP: OS-10049 より転載)他。解説書合計8 ページ
※ ジュエルケース仕様。盤印刷面:緑色仕様
※ 一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。
岩城宏之(初出LPのWジャケットの裏面)
潮田益子のその実力を余すところなく示した本格的デビュー盤の名録音を、オリジナル・マスターテープより初SACD化!
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲、バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番曲(2024年マスタリング)(SACDハイブリッド)
潮田益子、森正、日本フィルハーモニー交響楽団
[TWSA1180 (1SACDハイブリッド) 2,970円(税込)]
【収録曲】
1. ピョートル・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
2. ベラ・バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第2番 Sz.117
【演奏】
潮田 益子 (ヴァイオリン) 日本フィルハーモニー交響楽団 森 正 (指揮)
【録音】
1968年3月26~28日 杉並公会堂
【Original Recordings】
制作担当:相澤 昭八郎、 録音担当:林 正夫
【原盤】
日本コロムビア
巨匠シゲティをして「生涯わずかしか遭遇できない逸材」と言わしめた名ヴァイオリニスト、潮田益子。その実力を余すところなく示した本格的デビュー盤の名録音を、オリジナル・マスターテープより初SACD化!日本コロムビア所蔵のオリジナル・マスターテープからのリマスタリング!
1965年の欧米デビュー以来、世界の名門オーケストラとの共演、室内楽、リサイタルで活躍を続け、日本でも水戸室内管弦楽団、サイトウキネン・オーケストラでの活躍が記憶に新しい名ヴァイオリニスト、潮田益子。彼女が1966年チャイコフスキー・コンクール第2 位受賞後に満を持して録音した名盤。日本コロムビア所有のオリジナル・アナログ・マスターテープからリマスタリングを行い初SACD化。音場・音質が鮮やかに向上しています。CD層も今回のリマスタリング音源を使用しています。
潮田益子(1942~2013)は13歳で東京交響楽団と共演してデビューした天才少女で、1957年には15歳で日本音楽コンクールに優勝し、その名を日本中に轟かせました。桐朋学園高校卒業後、1961年にソ連政府の招きでレニングラード音楽院に留学、ミハイル・ヴァイマン教授に師事しています。1964年にはスイスのヨーゼフ・シゲティを訪ねて教えを受けました。1965年に全米21か所のコンサートを開いた後、1966年第3回チャイコフスキー国際コンクールにおいて第2位入賞(第1位はヴィクトル・トレチャコフ、第2位タイにオレグ・カガン、第3位タイにオレグ・クリサ、佐藤陽子、という名手揃いの激戦でした)。以後、日本を代表するヴァイオリニストとして世界的に活躍しました。このチャイコフスキーとバルトークを収めた1 枚は、1968年3月に杉並公会堂でセッション録音された彼女の本格的デビュー盤で、バックはヴェテラン指揮者の森正(1921~87)と日本フィルハーモニー交響楽団が務めています。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、1966年のコンクール決勝の作品でもあり、彼女の切れ味鋭いテクニックと若々しいエネルギー、美しい音色による覇気に溢れた演奏が聴き物です。カップリングにメンデルスゾーンやブルッフではなく、20世紀作品のバルトークを選んでいるのも現代音楽の擁護者シゲティに師事した彼女らしいところで、同じ東洋系の共感に溢れた、情熱的で力強い演奏を示しています。「日本人は日本人の音で弾け」とはシゲティが彼女に与えた箴言ですが、そのことを追い求めた彼女ならではの選曲であり、演奏となっています。この録音がLPレコード初出時にレコード芸術推薦盤となるなど、高い評価を得たのも当然と言えるでしょう。
今回の復刻は日本コロムビアが厳重に保管していたオリジナルのアナログ・マスターテープより新規でハイレゾ化を行ったマスターを使用していますので、従来のCD以上の音質向上となりました。各楽器の鮮明な音色や間接音、倍音の豊かさをより感じ取れます。また、解説書には1968年発売のオリジナルのLPに掲載された藁科 雅美氏による解説を掲載しました。さらに解説書の裏にはLPの裏面の写真もカラーで掲載しています。
※ 世界初SACD化。ステレオ録音。限定盤
※ 日本コロムビア所有のオリジナル・アナログ・マスターテープより2024年にリマスタリングを行いSACD化
※ マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン採用(LP裏の写真も解説書裏にカラーで掲載)
※ 解説:藁科 雅美氏(1968年発売のLP:OS-10024 より転載)。解説書合計8 ページ
※ ジュエルケース仕様。盤印刷面:緑色仕様
※ 一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。
潮田益子(初出LPのWジャケットの裏面)
企画・制作:タワーレコード