トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第11回/沼野雄司 打楽器奏者が鎌を研ぐ 希望と恐れは不可分である。希望のない恐れも、恐れのない希望も存在しない。 ラ・ロシュフコー 先般の選挙では「日本人ファースト」なる不... トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第10回/沼野雄司 真の作者が機械を操作する 「抜き打ち訓練は、通常の訓練の3、4倍のエネルギーがかかりますから」(日本地震学会広報紙『なゐふる』より) 7月の頭は、灼熱の日本を... トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第9回/沼野雄司 時計が雲になる なんのために生まれて なにをして生きるのか「アンパンマンのマーチ」 連日、次から次へと仕事が土砂のように降ってくる。しかし「忙しい」とは口が裂... トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第8回/沼野雄司 イヌイットの喉歌を朝ドラのヒロインが学ぶ それほど才能のない詩人たちは、偉大な先達を理想化する。その一方、有能な想像力を持つ者たちは、自力で先行者を押しのけて、... トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第7回/沼野雄司 アーティストは変態か? Don’t be fooled by the title—“in vain”じゃない。全然むなしくない、むしろ最高! ――クリス・ペプラ... トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第6回/沼野雄司 深い赤がエロティックな質を帯びる ――WHOは、生活の質(Quality of Life)を、文化や価値観の文脈、また個人の目標、期待、基準、関心との関連の中で... トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第5回/沼野雄司 世界が瞬間、瞬間に開花してゆく ――とりわけ私のように、自己と密着した形で音楽を書いている作曲家の場合、体力の衰えがそのまま作品自体の衰えに繋がってしまう可能性... トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第4回/沼野雄司 1月5日のシューベルト 喪失とは常に、死の、もしくは不在の謂いであり、暗喩である。そうした死が、不在が、変ト長調で浄化されることによって、いわば「うかばれる」、... トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第3回/沼野雄司 一周まわった地点でふたりが出会う たぶん生き乍ら鼠や蛇に噛まれ、食われ、じわじわと死んだのだろう。それなのに――。侍の顔は――。伊右衛門様とお岩様です――と男は... トーキョー・モデュレーション連載
トーキョー・モデュレーション 【連載】トーキョー・モデュレーション 第2回/沼野雄司 ボレロ・ボレロ・ボレロ 「つっかえたわ」「大丈夫、これからだ」「ちがう、レコードのことよ、直してよ」 ――映画『テン』より 1. ボレロで撹乱する のっけから... トーキョー・モデュレーション連載