今こそ、オーマンディ!特別企画
今こそ、オーマンディ!

来日指揮者は語る
オーマンディ「生れかわっても、やはり指揮者だ」
(第2回)

旧『レコード芸術』誌1967年6月号に掲載されたインタビュー記事(1967年5月2日/大阪グランド・ホテル、インタビュー・写真:編集部)を、グラビア写真とともに再録して3回に分けてお届けする第2回です。名指揮者の生の声をお楽しみください。

インタビューが掲載された1967年6月号のグラビア特写記事(左)と表紙(右)

――オーマンディさんが振る演奏会は年にどのくらいですか。それと、フィラデルフィアの公演というのは、どういう形式で行なわれていますか。
オーマンディ まず、シーズンは28週間、これは1週間に4回ですから、換算すると112回。これはフィラデルフィア、ニューヨーク、ワシントン、バルチモアの音楽会もそこに含まれています。そのほかに米国中と、国外に演奏旅行します。夏はたいへん美しいロビンフッドという公園で、6週間で18回の音楽会をやっております。もっともこれは客演指揮者をよぶのです。
 それから去年からはじまって、今年で2年目ですが、8月にサラトガ・スプリングスというところでフェスティバルをやるのです。16回の音楽会で、そのうち8回は私が指揮し、あとの8回は客演指揮です。
 いずれにしましても、フィラデルフィアは世界中のいちばんすぐれた指揮者をよぶべきだと思いますから、いろんな指揮者を迎えています。と同時に、私はこれから将来を約束されている若い指揮者にチャンスを与えるべきだと思って、そういう優秀な若い指揮者もよびます。 

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